あかんたれブルース

継続はチカラかな

これしかないんじゃねえの~

下ネタ食い物ネタ時事には手を出さない
と誓って始めたブログでしたが
10年も立つとね。
特にここ数年の日韓関係悪化から歯に衣を着せぬ言動で
馬太郎右翼説がすっかり定着しました。
と同時に今だ馬太郎左翼説も燻っている模様。
その論拠のひとつがベーシックインカム信奉者だからかも

ベーシックインカム
知ってる人は知ってるでしょうが
ま、あえてここでは詳しい説明はめんどくさいのでしません。
簡単にいえば職業職種労働優無に関係なく
一人頭年金みたいな同額給料制ってやつです。
仮にそれを15万円とすると
磯野家の波平さんもマス夫さんも15万円
サザエさんもカツオもワカメも、タラちゃんもうみさんも15万円。
合計磯野家は7人気家族×15万円で月額105円也。
政治家も弁護士も医者もやくざも薬剤師みーんな一律15万円。

そんなことしたら働かなくなっちゃうんじゃない?

その問いにJJ.は「別にそれでもいいんです」と答え
3秒後に馬太郎は膝が笑ったじゃくて叩いただ。

マルクスは労働時間とその対価を均等にしようと知恵を絞った。
それだとどうしても労働が苦役になって
その我慢代になってしまう。
ここでのポイントは働く=楽しいo(^-^)o
とする価値観の革命です。
これってそんなに難しくはない。
なぜならば、仕事が楽しいと考える人はそう少なくない。
「そこにはそれに見合う代価があるからでしょう」
とはいうけれどそれが不平不満ストレスになってもいるわけだ。
例えば、離職して数ヶ月・・・働きたくなって
ウズウズした経験のある人は多いと思う。

考えてみてくでぇよ
新入社員も部長も社長も風俗嬢も同額給料という世界。

つまり、なんのために働くのかという
哲学的なテーマもあるわけです。
そんなのバカバカしいと思う人はやめればいい。
そういう人材は必要としない社会なのだ。

ともかくこれで
少子高齢化問題も年金、介護福祉問題も
産業の空洞化も格差問題も
解決できそうな気はしないか?
「保育園落ちた日本死ね」と書いた人の見識と知性とセンスは
どうにもできないけど、少なくとも保母さんさんとか
介護職の労働環境をよくすることはできるよね。
そしたら根本から改善するんじゃないの。

これはあくまでもソロバン勘定の話ではなく
価値観哲学からのアプローチです。
というかそのソロバンとやらの珠が怪しいじゃないか。
一考の価値はあると思うけどねえ
わたしが記憶するところ
政治家としてベーシックインカムをメディアを通して
口にしたのは橋下元大阪市長(当時知事)ぐらいでした。

ここでちょっと枕の右翼左翼の話に戻しますが
このベーシックインカムを即共産社会主義とは、思わない。
資本主義が100年前から行き詰まっていたと記しましたが
当時の右翼とか左翼はその区別も曖昧で
社会運動として活動していたわけです。
だから、真面目に近代史をやると右翼の権化とされる
玄洋社が、頭山満が、杉山茂丸がなんだったのか
わからなくなってしまうわけです。
要は明治維新文明開化(産業革命列強対抗政策)からの
自由民権運動から発しているわけで
右翼も左翼も民権をもっとうに資本家とそれに連なる官憲と
戦っていたわけだ。
そこにソ連コミンテルン第三インターナショナル)とか
マルクス史観とか
軍部(統帥派)の台頭とか
敗戦によるGHQ民主化政策とかで
蹂躙されてきたのが現在の日本の実態です。

エンデが警告して遺言に託したように
資本主義に明日はない。
その自由主義は暴走して歯止めが効かない死のコースターであり
その民主主義はインチキそのものであることを
私達は既に痛感している。
消費税を10%にしても20%30%40%にしても
タバコを一箱1000円2000円にしても足らない。
足るわけがない。焼石に水だ。

さて、危険思想と思われてるベーシックインカムを唱える
馬太郎ははたして左翼か右翼か

わたしは鳥じゃない。
片翼では飛べないんだよね。
愛欲のビリビリ糞爺馬太郎でした。