あかんたれブルース

継続はチカラかな

死後の世界と科学の進化

先日、さんまの『ホンマでっか!?TV』は
死後の世界がテーマで(前半)面白いかった。
解答者がオカルト系の有識者ではなく
真っ当な科学者専門家が
死後の世界は、亜空間は、霊界は、
当然必然にある。という見解を披露していました。
物理学量子力学的に存在しておかしくないのだと。
逆に、ないということを立証することは
科学的に不可能であると。

そのなかで飛び出したのが
スウェーデンボルグなる18世紀の科学者が
霊界とアクセス、著書『霊界日記』に数々の
預言発見を発表した。それが今日現在検証すると
当たっているので単なる夢想家の戯言ではなかった
というのです。

19世紀末、欧米はオカルトサイエンス的なものから
それまでの常識的科学
たとえば古典物理学を打破して
量子物理学の突破口を拓いた。
そのカンフル剤は易経などの東洋哲学の影響だった。
私的にはこれを近代ルネッサンスとしています。

スウェーデンボルグはその先駆け的存在
の一人なんでしょうね。

同じ頃、日本にも平田篤胤という学者がいて
(教科書で習った覚えはありませんか)
彼もまた「霊界」を研究題材にしていた。

その流れは大本の出口王仁三郎から丹波哲郎へと
結ばれていくと結べばだいなしですが(T_T)
ま、とにかくあるんだよ。

見えるもの見えないもの
現在、見えるものだけで科学的とする
リアリストの大義名分が横行していますが
そいういう思考ではあの古典物理学の壁はいつまでも
越えることはできずにいたわけです。
地球が丸いってことだって否定してたわけだ。

ジャンルは違いますが私達クリエイターの世界では
モノを捉えるときに
例えばデッサンの花瓶や茶壷を前にして
一方向の見える部分だけでなく裏にまわったり
上から下からひっくり返したりして
全体像を把握するという修業訓練をしたものです。

でなくとも人間は複眼ですから
それで立体を把握認識できる。
片目だけだと平面二次元の世界からふみだせない。
わけだよね。

ここまではいいよね。

科学というものは、
それに限らず学問すべての原点出発点は
自然科学から発祥しています。
その牽引役を担ったのが哲学であり
宗教とか人間の精神性と密接にリンクしている。
その裏付けが数学であり
宇宙の謎すべてが数学の公式で解明できるそうです。
逆に立証できなければ科学的ではなく
オカルトとされてしまう。
ただし、その着想から現象の正体を解明する間には
時間的なタイムラグがある。

それを解き明かすひとつのアプローチに
「歴史」学というものがあると
わたしは考えるのです。歴史科学ね。

スウェーデンボルグからの
19世紀の近代化科学ルネッサンスと密接に関係するのが
産業革命」です。
これを契機に中世と近代への扉が開かれた。
現在はその延長線上にある。
そしてIT革命を第二次産業革命として
次なる第三次産業革命を迎えようとしている。

これの意味するところは何か



つづく