あかんたれブルース

継続はチカラかな

不思議な母の日記

母と私の夏休み(3)

夏休みも始まったばかりというのに
母は毎日シコシコ日記を書いている。
これってもう20年ぐらい続いている母の日課
なのですが、今年は体調不良からサボった日が多く
それを埋めようと頑張っているのだ。
なんという立派な心掛けでしょう。
と同時にそれは体力気力の復活にほかならない。

そんなわけで1月1日から日記を埋めている
そのことは前回の記事でも紹介しましたが・・・
ちょっと待てよ~?

痴呆症の母が半年以上前の記憶があるんだろうか?
わたしなど昨日の記憶でさえさだかではないのに。
その疑問を母にぶつけてみました。
母は笑って、そんなの覚えてないよ。だから
今日の事を書いているのさ。と。

なあるほど、そうだよね。
わたしゃ痴呆症が治ったかと肝を冷やしたよ。
でもそれじゃあ日記の意味なさないじゃないか!
そんなことは母には関係ありません。
アバウトな人ですから
とにかく日付の空白を埋めるのが第一なのだ。

でも、ちょっと待てよ~?

今日の事を書いたら今日の分はどうするの?
だいたい一日分でノートに1ページ近く書き込んでる。
それはそれで書くのよと軽くあしらわれたのですが
でもちょっと待てよ~
今年の空白分は結構あってゆうに三ヶ月分以上は
あったはずです。
それを毎日がんばって
あと正味一ヶ月ぐらいまで追い上げているという
いったいどうなってるの?

深く追求したら
馬鹿にされて相手にしてくれなくなった。
ま、いいや
と思うわたしもアバウトな母の血を
色濃く受け継いでいるんでしょうね。