あかんたれブルース

継続はチカラかな

平和のための聖の戦い

出版社社を立ち上げてからの
とと姉ちゃん』を眩しく観戦しています。
唐沢寿明演じる花山伊佐次こと
モデルとなってる花森安治
実際相当な変人だったようです。
一種の発達障害だったんでしょうねえ。
それと物がきちんと整頓整列してないと我慢できない
あの性癖からすれば精神疾患だったのかもね。

発達障害は昨今その急増から
社会問題にかぞえられていますが
近現代史から人物評伝を専門にしているわたしから
みて、この手の人物は少なくない。
また、自分の幼少期から記憶をたどれば
その手の友人、近所のおじさんおばさん
実に多かった気がします。
個性的な人たちが多かったともいえるし
保護者が教師が周囲が社会が寛容だった
気がする。

いまって平均化してるというか
ある一定の枠組みに押し込めようとして
それに当てはまらないものは除外されり
とおぼしきもの規格外は
排除しようとする傾向があるようだ。

その規格内でまた差別化をはかろうとしたり
なんか息苦しい世の中だ。


衝撃的惨事の後の最初の週末
どのチャンネルでも事件、加害者、その背景を
分析していましたが
どれも肝心なところを伏せて建前論だけで
押し通しているようで
モヤモヤしてしまう。

津山事件や池田小学校事件の犯人との類似性はあるが
それとも異質な気がする。
また犯人の不可解を入れ墨や大麻薬物、精神疾患
などに結んで
異常な人種とするよりも
ごく普通の規格内の人間から狂気が生まれた
と認めるべきではないでしょうか。
そこがこの事件の恐さの本質ではないか。

もうひとつ付け加えて
TBSのサンデーモーニングではこの凶行を
差別偏見としてヘイトクライムからレイシズムに繋げていましたが
それは違うよ。それは筋違い真逆だ。

相模原事件の犯人は「平和」を訴えていた。
ハンドルネームもそのままズバリ「ピース君」だった。
平和のためならば多少のことは何でもやってかまわない。
そういう独善的な連中は集団は少なくない。

平和のためにと
殺戮は繰り広げられたのだ。
聖戦ジハードとして

とんでもない化け物を生み出してしまった。