あかんたれブルース

継続はチカラかな

青春プレイバックGOGO+2


ふざけ過ぎた季節のあとで


とは、
なごり雪のサビのワンフレーズ

37年ぶりにTと再会してから
ここんところほぼ毎日いっしょに過ごしてる。
気恥ずかしいほどです。
Tとは同じ幼稚園から高校まで一緒にだった。
家も近かったのですが
同じクラスになって交遊しだしたのは
中ニからでした。
目つきの悪い生意気そうな奴がいる
というのが前々からのわたしに対する印象だったどうです。
わたしも同様。

特に高校時代はよくバカをやった悪友一味で
久々に会って話す懐かしい武勇伝は
共通の加害者被害者目撃者なので
腹を抱えて笑いあう友達だ。

古い友人は他にも何人かいる。
けれども、みなそれぞれそれなりに変容していくものです。
仕方ないないよね。
それが歳月というものであり
歳を重ねるということだ。
でもときおり、さびしさを感じる。

Tはそれを感じさせない。
二人でいるときは
まるで高校時代にタイムスリップしたような
錯覚に陥る。
僕らは37年間の空白を埋めるように
濃密にむさぼりあってる。
と書くとなんか変ですね(f^_^;

まるでピン芸人がベストパートナーとコンビを結成した
ような水を得たカッパのようで
ツーといえばカーセンサー
打てば響いて近所迷惑
一を聞いて百まで数えて湯当たりするほどの
腰の軽さ神出鬼没快刀乱麻ぶりです。

ま、お互いにそれなりの苦労をしてるわけで
お互い体壊してる身の上。同類相憐れむもあるのかな。
でそれを愚痴るわけでもなく
豪快に悪ふざけしてるワケアリさん同士なのだ。

こんな男だったっけ

いい男になってるなあとしみじみ。
ここだけの話ですけどね。
彼から聞くわたしが知らない当時の話から
こいつと友達でよかったなあと思ったりもした。
嬉しかった。

Tにだったらなんでも話せそうな気がした。
おっとJJ.が嫉妬しちゃいそうだ。
JJ.お前にはほとんどゲロしてるからね。

Tは未婚で出来れば結婚したいという。
墓の事とかあってね。
だからできればバツイチの子持ちがいいんだとか。
(だからルイちゃんはダメなの!)
だったらうちの母ちゃんどう?
息子がココにいるし俺にも息子がいるから万全。
と真顔でツッコムと腹をよじらせて笑う。
なんか神経痛で笑いすぎると呼吸困難になるそうです。
死ぬ死ぬと悶絶するから笑わせ甲斐がある。

そんなわけで
ふざけすぎてる57歳の初老の男二人が
今日も茶店で顰蹙をかってるわけだ。
昼間っからねえ
堅気には見えないよなあどうしたって


名残雪も降るときを知り、か

まったくもって狂い咲きサンダーロード
ふざけ過ぎた季節がまだ続いてるよ
あきれるほどに