あかんたれブルース

継続はチカラかな

煮卵タッキーの横顔

夕べ、タッキーが(本人希望で名称変更)
資源ゴミを捨てにクルマできてくれた。
火曜日の収集日が台風で流れてしまい
もうすぐ帰るわたしを気遣かってのこと。
風体容姿に似合わず義理堅く優しい男です。
なお、シングルマザーの花嫁募集中とのこと。

母親に夕食を摂らせてからレッツゴー
作業は移動含めて30分ぐらいで終わったかなあ
その後、ファミレスへ向かって
帰りは夜中の2時だった。
アルコールなしでオヤジ二人で7時間だよ。
女子高生でもあるまいし
ラブラブカップルでもないのに
変だね。

わたしは背にしていたので気付かなかったけれど
タッキーがいうには店員がチラチラ視線をおくり
警戒してたそうです。

(1)やくざではないか
(2)同性愛カップルではないか

たぶんこのあたりだと思う。
わたしは地元では面がわれてないヨソの人ですからね。
芸能人かとも思われたのかもしれない。
不気味がって皿も片付けにこないままズーッと放置さ。
透析の生々しい注射痕から薬物中毒者とも疑われたかも

それにしても
ここんところほぼ毎日タッキーと一緒でした。

なんか寂しくなるなあ

空騒ぎのあと
自宅の前まで送ってくれた
その別れ際
エンジンが止まった暗い車中で
お互い正面を向いたまま
ちょっとシリアスな会話がかわされた。
自分たちのことではなく
共通の友人のこと
ほんの二、三分のこと
街灯の光が奴の輪郭を照らす

これがかつてラーメン屋を経営して
廃棄処分が心苦しく毎日ラーメン三四杯に
煮卵五個食って体壊した男だ。
ついでに閉所恐怖症。

わたしはクルマを降りて
有難う。じゃあ、また。
といって別れました。
時計は2時をまわっていた。