あかんたれブルース

継続はチカラかな

月夜の晩には気をつけろ!


しかしなあ~
「真実は小説より奇なり」とはいうけれど
昨今は「報道は事実とは異なりる」ではないか。

朝日毎日以上に沖縄タイムス琉球新報
イソップ童話の狼少年の話を知っているのだろうか?
多少誇張や捏造や偏向があっても
反権力であれば戦争反対の平和のためだったら
許されるだろうという根性は
情報というものの価値を失墜させる暴挙であることを
先の大本営発表と重ねて猛省すべきです。
危険なの!

維新後、近代国家の道を歩み始めた日本において
山県有朋の懸念は治安自治でしたが
同じ長州閥のボス伊藤博文は正確な情報の統制だった。
それほどに当時のメディアは酷かったのだ。
そこで伊藤は官報で統制するのではなく
民間から中立的な新聞メディアを育成しようと考える。
これが大阪のいち商人新聞だった朝日新聞
発展する切っ掛けでした。
資金援助があったのだ。
嘘じゃないよ社史にちゃんと書いてある。
決して朝日を御用新聞として手なずけようとした
わけじゃない。
ちゃんとしたメディアの育成は鉄道を敷くこと同様に
重要だと伊藤は痛感していたのだ。
力で押さえ付けようとする山県とは対照的でしょ。

伊藤は英国で見聞した議会政治、デモクラシーを
衝撃的に眩しく胸に刻んだのだ。

朝日新聞社の興亡、栄光と堕落の歴史は
ここでは割愛しますが、近代国家というものに
情報メディアがいかに重要かは、理解できると思う。

一方で現在でも日本の広告及びメディアを牛耳る
天下の電通が戦前は国策会社同盟通信として
すべての情報を握っていたこともあわせて考えておくれ。

陸海軍と外務省の三つは
それぞれ独立した情報網をもち連携などしない。
それとは別に同盟通信社がある。
朝日や毎日は独自の情報で対抗しようとしますが
到底これらに敵わないのでついついこれらを頼る。
最終的には大本営発表をそのまま垂れ流すところまで
いってしまうわけです。

ねっ、情報メディアがいかに重要かわかるでしょ。

現在の記者クラブの問題もこれに似てるのだ。
また、選挙に大きく暗躍する広告代理店
それは戦争とも無縁じゃない。
儲かるのは重工業と製薬会社だけではないんだ。

それなのにそれなのに
それだから?
最近のメディア・報道の在り方はどうだろう。

ちょっとばかし手心を加えれても
反権力であれば、平和のためだったらいいじゃないか
という雰囲気に呑まれている。
それ本当に反権力なの?
平和のためなの?

朝日新聞社もそうやって堕落していったんだぞ。
ポピュリズム
それはメディアを生業とするものたちにとって
絶対的な宿命として背負わされている。

狼少年を嘘つき呼ばわりしてた
狼男が今夜送ってくれるそうです。

そういうことです。