あかんたれブルース

継続はチカラかな

お色直しのデジャブ

危険な筋立て

似たような流れがある。
100年前の大正7年(1918年)に大阪朝日新聞が起こした
舌禍事件これを白虹事件という。
シベリア出兵や米騒動で批判を浴びていた寺内内閣の
糾弾記事が記者の筆が滑って大問題となった事件だ。

全国で朝日新聞不買運動が起きるは
社長は襲われるは主筆緒方竹虎もやられた。
このとき朝日新聞社
社員が銃器で武装してたほどの物騒な話で
右翼との仲介で朝日を庇ったのが
黒竜会、玄洋社だったって不思議な話は
この間しましたよね。

だいたいさ、米騒動の発端扇動も新聞メディアであって
なかでも鈴木商店焼き打ちは朝日の誤報捏造だった。
一説には朝日が三井と結託してとの話もあるけど
そんなことより
これで朝日新聞の信用はがガタ落ちで経営的も逼迫した。
このとき一転して朝日糾弾にはしったのは
毎日新聞をはじめる他社新聞社で
それはもうハイエナのようだった。
朝日新聞社は公明中立宣言を公表して
なんとか廃刊倒産の危機を脱する。
普選運動から盛り上がっていた新聞メディアの鼻息は
鼻づまりとなりました。

1931年(昭和6年)の満州事変で朝日は変節したと
いわれています。豹変じゃないぞ。
つまり、舌禍事件から13年のボディーブローの影響だ。

この間に関東大震災があり、
関東の新聞社は壊滅的な被害を被りましたが
本社が関西にあった朝日と毎日はこの天災を利して
新聞業界二大紙の座を確かなものとする。
それでも朝日は二二六事件で反乱軍のターゲットになっていた。
政治部(大阪)と社会部(東京)の対立と経営・・・
そして、満州事変を契機に他社同様に足並みを揃え
報道統制に組していったわけです。

そうしないと売れないから。出せないから。

敗戦後、自社のお家騒動のゴタゴタをいいことに
なんら戦前戦中の報道の在り方に謝罪することもなく
国民と共に被害者の一員としてちゃっかり
現在にいたる朝日新聞社
それをまでの功罪をリセットするように左翼的立場を
打ちだしそれを社是としてはばからない。
豹変という言葉はここでようやくここで用いられるのかも。

なぜ豹変したか?
トレンドとマーケテングですよ。

そして現在、朝日ともどもマスコミの信頼度が
急速に失墜してきている。

少なくとも事実関係が明らかにされ
従軍慰安婦誤報捏造と立証されましたが
まだ朝日及びメディアが大半の国民から支持を失い
糾弾されるまでには至っていません。
でもそのうちそうなるよ。
こういうことを繰り返していたら
経営難の毎日新聞はが最初に潰れちゃうかもね。
か、創価学会に買われてしまうか。
ま、どの道新聞というアナログメディアの終焉はそう遠くない。
いやそれ以上にマスコミメディアへの不信感から
なんらかの方針転換を余儀なくされることでしょう。

ざまあみろ、と思う?
でも本題はそっから先が恐いんだ。

これは日本人だけじゃないと思うので
人間はとか民衆としておきますが、
民衆は振り子の法則で動く。
反動が絶対にくる。
今回の力、揺り戻しは強いぞ。
それまでのすべてを否定するような勢いで。

そのとき、中国は北朝鮮は韓国はフィリピンは・・・

マスコミなんてストッパーどころか
違う切り口方向から煽る煽るそれが商売ですから。
テレビの有識者たちも手の平をかえすことでしょう。
炎上どころか
吊るし上げもあるかもしれない。

だからさ、いい加減にしといたほうがいいよ。
そして、今の段階からちゃんとした言論を
養っていかなければならない。
無論、それが私たち国民の努めであって責任だと思う。
それこそ、戦争を起こさないためのね。

現状を左翼VS右翼の図式にしては駄目なのだ。
反日左翼VSニュートラル中道良識派
もしくは
右翼・左翼VSニュートラル中道良識派

同じ轍を踏まないために