あかんたれブルース

継続はチカラかな

女の顔は請求書


レンタルではなくDVDを買ってしまった。
先日、WOWOWで公開されていたのに
迂闊にも見逃してしまったのです。
それがショックで
もう二度と生きてるうちには観られいと
変にナーバスになって衝動的に買っちゃった。

100円200円の古典名作西部劇とかじゃない。
しかも中古じゃない新品
定価2,800円+消費税の定価で買いました。
そこまで思い詰めさせた作品とは

1966年の松竹映画
といえば、『男はつらいよ』記念すべき第一作か?
違う。同じやくざでもモノホンの男が主演した
『男の顔は履歴書』という作品。


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主演は元安藤組組長の安藤昇だ。

戦後渋谷で一世を風靡した安藤組・東興行は
横井英樹襲撃事件で壊滅状態となり
安藤自身も実刑判決を受ける。
それによって
組織の解散と自身の引退を表明した安藤だったが
3年の刑期を終え出所すると
松竹から俳優としてスカウトされ
自叙伝『血と掟』の主役として銀幕デビューした
異色の俳優なのだ。

安藤昇の作品?

それだけで日本映画史からキワモノに分類されそう。
実際にキネマ旬報あたりの名作選とかで
お目にかかったことがない。
たぶん、テレビ等で公開されることも
絶対にないんじゃないかな。
特にこの作品はね。
それほどに危ない作品だといわれる
幻の一品なのだ。

監督:加藤泰
脚本:星川清司 加藤泰 

キャスト:安藤昇大宅壮一に男の顔は履歴書といわしめた)
     中谷一郎(初代風車の弥七
     中原早苗深作欣二の細君)
     伊丹十三(後年は監督業で活躍)
     内田良平(右翼じゃないよ役者の方)
     嵐寛寿郎(天狗のおじちゃん イヤ 爺さん)

ああ、はやく観たい。

っていうか、
うちにはDVDプレイヤーがないんだよね。どっかーん!
なははは、なんたる馬鹿(涙)
火曜日の透析中にでも観るつもりです。