あかんたれブルース

継続はチカラかな

断捨離の苦行

母の退院が急遽決まってから
というもの、あわただしい毎日です。
鬼の居ぬ間に、じゃなかった
母の居ぬ間に、この不毛の家を整理整頓しておきたい。
もっ、物が溢れてて凄いのだ。
母は戦前の昭和ヒトケタの人間でして
良く云えばつつましく倹約家なのですが
変な物欲に溺れる者はわらわは姫じゃ 
で、物が捨てられない。
物欲ってもガラクタばかりなのですけどね。

冠婚葬祭御中元御歳暮の包装紙、空き箱や
スナック菓子の空き袋、米袋、味噌袋まで取っておく。
また、なんでも包んで箱入れて、仕舞う
という習性があります。
電池など一つ一つティッシュでくるんで
奥の奥の小箱に仕舞ってあるので
本人はもとより
たまに帰って来る私達など皆目見当がつかない。
で、買い足していく
という悪循環が生まれるわけです。

これまで手付かずだった奥のタンスに着手したら
折り畳み式の雨傘日傘が10本でてきたもんね。
靴とか 服なんかスゴい数です。
使ってなあいんだよなあ。

それなのに母は
古いものをツギをして大事に使ってる。

仕舞ってあることも忘れ去られタンスの肥やし。
段ボールに封印され、日用品は買い足されていく。

痴呆のせいばかりではない。若い時から。
性格気質のなせる魔性というか
前頭葉がぶっ壊れってるんだよね。生まれつき。

私が本格的にこの物欲の館に果敢に挑戦したのは
三年前からです。計画は遅々と進まず
まあ二三割でしょうか。
なぜ
私の行為に母が強く批判抵抗するからだ。
彼女にとっては大切な資産を
馬鹿息子が勝手に捨てるので物凄いストレスみたい。
なので母が入院中かデイサービスなどで不在の時だけ。
である程度、その年の目標を達成したとしても
次回帰ってくると、また元の木阿弥
だから二歩前進一歩後退
なのでなかなか進展せず二三割の現状なのでした。

しかしさ、仕舞ってある段ボールや引き出しを
開封すると愕然とさせられます。

乾電池大小あわせて23個
台所用のスポンジ7個
裁縫用の糸が102個
ファスナーが46個
鰹節の削り節パック(大袋)8に、粉節大袋2箱、
それなのに鰹だしが3箱と香りだし3パック・・・
未使用のノート11冊
包丁15本
香典袋56枚、御祝い袋8枚
国語辞典5冊
ハンカチ、ハンドタオルが49枚+α
財布13、ポーチ、バックが35以上
金槌6本、+-ドライバー31本
スリッパ15足、湿布6枚入り×21、洗剤類、
掃除機3台、ポット2台、アイロン2(未使用)
などなどこれは今日まで発見できたリビングまでの話で
未開の奥の和室は入っていません。

それいがいにも
空き缶空き箱空き瓶、各種健康食品、乾燥剤、
古新聞古雑誌会報誌ダイレクトメール、
もう使ってない家電などの使用説明書、
古い領収書通知書、各種健康食品、乾燥剤、
古いカレンダー、ボロギレ、使用済みか未使用か判別しない丸めたティッシュ、それになにかが包んでいる場合もある。
などなどのなんでこんなものを・・・
情けなくなってくるよ。

それらの仕分け作業です。
断捨離。

これらを
母の退院は水曜日の午前中までに
燃えるゴミ(月水)と資源ゴミ(火)
チャンスはそれぞれ1回だけ
不燃ゴミは金曜日まで家の裏に隠しておかないと。

みつかると大変だ。