あかんたれブルース

継続はチカラかな

陽と陰が結ばれて陽のあたる場所の風景

イメージ 1

 ジャガー横田夫妻の妊娠会見を目撃したからではありませんが、
 結論からいうと
 夫婦円満の秘訣は「指図する女」にあるようです。

 かつて、米国における多くの夫婦の関係は夫に対して、妻の立場が強いのが特徴です。
 アメリカ合衆国の成り立ちは迫害され祖国から旅立ち、移民の国、開拓精神を有する国。
 早い話が男女の比率が圧倒的に女性が少なかったわけですね。
 自給の関係で男性が伴侶を得るにはそれなりの甲斐性と従順が必要だったのでしょうか。
 男尊女卑なんて一発でアウト!

 300エーカーの土地と120頭の牛を保有するマッコイは東部から妻を迎えます。
 妻の名前はバージニア。なかなかの美人で頭の良い女性です。
 敬虔なピューリタンアイルランド人のマッコイは大草原に小さな家庭を築きました。

 そこにはドメスティックバイオレンスも浮気も、いや浮気はあるかもしれませんが
 とにかく今現在の日本とアメリカが抱える夫婦間の問題75%が回避されるとか。
 それが「指図する女」の妻の役割でもあり、
 される夫の懐の深さでもありました。あれ?アメリカも入っていますね。
 そう、この「指図する女」というのは
 「古き良きアメリカ」の良妻賢母の典型であり、現在はただ懐かしむだけなのです。

 女性の社会進出が問題などとは考えたくはありませんが、
 夫たる男たちは過去には「男子外に出れば七人の敵がいる」といわれました。
 敵の数は増えはしますが減ることはなくヘトヘトなのに妻もヘトヘト。
 でもここを乗り越えないと豊かな生活は保てないから仕方がありません。
 分かっているからみんなイライラ。

 やがて、マッコイとバージニアの間にはボーイという男の子が産まれます。
 ボーイは少年へと成長するのです。そして、父親同様に母親から「指図」されます。
 そこには「愛」の裏付けがあるので、さほど苦にはなりませんが、時々ウンザリすることも
 あります。
 貧しさとほんの少しの窮屈はありますが、それはそれで満たされているようです。
 そんななかで、ボーイとマッコイは男同士の秘密を共有しあう仲間でもあります。
 古き良きアメリカの父と子の信頼関係は「指図する女」の影で育まれました。

 そして、アメリカの指図する女は「成果を求める女」へと変容していきます。
 今から半世紀まえの頃のお話だそうです。