あかんたれブルース

継続はチカラかな

この世を司る不思議な「二八の論理」と諸刃のハサミ

イメージ 1

 一か八かとはまったく関係なく、二月八月が暇だというのでもありません。
 あなたの会社で本当に働いている人は二割で、あとの八割はオマケとボンクラ。
 という説に使われるのが「二八の論理」です。

 たとえば、あやめ幼稚園の先生に御協力いただいて「さくら組」から無作為に園児10人を選抜。
 今日は雨でお外では遊べません。教室で積み木や絵本や玩具で遊ぶ良い子に
 「さあ、そろそろお片付けしましょうねぇ」と音頭をとったとします。
 しばらくして、それに反応して健気にお片付けを始める良い子は「二人」
 で、その二人を外して、新手を二人追加して、同じ実験をしますと。
 やっぱり、健気な良い子は「二人」です。新規参入の二人とは限りません。
 試みに二人の良い子を集めて10人にしても、やっぱり「二人」ですから不思議。

 相場で儲かるのは二割だそうですから博打も同じでしょう。
 2:8にはこの世の不思議な法則があるようです。人間だけではありません。
 働き蟻や働き蜂でも一生遊んでいる奴がいるそうですが、2割でしょうか?こちらは未確認。

 たとえば「第一回全日本選抜有能者会議」が幕張メッセで開催されたとします。
 その数、なんと2000万人。
 収容できませんから中山、船橋の競馬場、オートレース場東京ディズニーランド駐車場、
 ま、とにかく2000万人が日本全国から全員集合です。
 それを狙って同時多発テロ綾瀬川断層中心の直下型地震による津波、そして
 北朝鮮から発射されたテポドンは目標をそれて会場のひとつ葛西臨海公園へ。大惨事です。
 加害者たちの目論見通り、日本の有能者は根絶やしになってしまった。さあ大変。

 ところが、残りの8割から新たな有能者はその日から行動を起こすのです。

 その意味で、現在の「無能者」とか「スチャラ・お荷物社員」とか「ごくつぶし」とか
 「厄ネタ」とか「ニート」とか「馬太郎」とかは
 身を持ち崩しているだけであり、その場が巡ってくれば必然と能力を全開させます。
 自己改革なんて漠然としたものではなく、自然と神に背中を押されてしまうのです。
 そんなもしも、という可能性を待ちこがれたり、自己啓発に勤しむよりも
 自分の居場所というか「舞台」「場」を見つけるほうが効率的で効果的。かな?

 本当はそれが、難しい。ですよね。
 でも、漠然とした自己改革には「自分の短所を直す」というものが付加されていませんか?
 私たちの短所は欠点ではありますが、裏を返せば長所であって個性です。
 肌に合わないダイエットは長続きしませんし、リバウンドして収拾がつかなくなります。
 何とかとハサミは使いようで、それを使いこなせるのは自分自身しかありません。
 よーっし、カミ切り芸人を目指すぞ!えっ?

 他人にとやかく言われることでもありません。自分をもっと信じましょう。