あかんたれブルース

継続はチカラかな

「三国志」三昧を堪能すれば、ここが止まり木『三国志人物辞典』

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 ご近所で「三国志」ネタがでましたので、ちょっと「三国志」のお話。
 宮城谷の活躍のおかげで中国春秋モノも大分紹介されました。
 以前は海音寺の「孫子」とか伴野朗あたりがチョコチョコだったでしょうか。

 しかし、私たちに最も馴染み深いのはなんといっても「三国志」です。
 吉川英治の「三国志」と漫画で横山光輝の「三国志」の貢献度は高いですが、
 TYゲームでの「三国志」がトドメ!そして、最近の「モーニング」などもコミックが追従ですかね。

 一番定番なのが上記の吉川・横山の「三国志」でしょう。
 当然「演義」であり、「正史」ではありません。
 この二つはあんまりリンクしすぎて吉川さんの家族が裁判を起こしたそうです。
 最近では北方謙三や三好徹、陳舜臣(あんまり最近ではないですね)
 もとい、最近では宮城谷昌光もありました。みんな大好きな三国志!ハンバーグみたい。
 
 さて、作者によって演義であっても「三国志」は異なりますが、あっ!「異・三国志」なんて
 いうのもありますかね。で、一冊限定で常備するとすれば、この『三国志人物辞典』!
 4200円は昔、高かったです。初版で買いましたよ。
 これはアイウエオ順に人物が整理されていて、ひとつの人物短編小説集になっているのです。
 勿論、劉備曹操なんかは短編じゃなくて中編小説ですし、たった一行で完結する人物もいます。

 ネット検索でも同類のものはあるんですが、やっぱり活字力が違います。
 それと、私の本に対しての価値観のひとつは「トイレにもっていける」というもの。
 その意味でこれはナイスなツールなのです。
 さて、今日は誰にしようかなあ。
 「于禁」?「董允」?「甘寧」?