あかんたれブルース

継続はチカラかな

なぜ徳川幕府では死ねずに、大日本帝国では死ねるのか?

日本人の生死観(1)

 日本人の生死観について、
 「特攻隊」の話をしようと思いましたが、ゆたちゃん曰く
 『体当たり攻撃』というのが正しいそうです。

 以前このブログにも書きましたが、この特攻隊というか体当たり攻撃に対して、
 現場の第一線のパイロットは反発したました。
 「それじゃあ技術もなにもないじゃないか」と。

 それはまた書くとして、
 日本人の多くはキリスト教徒じゃないので切腹とか自決の文化があります。
 太平洋戦争の自決・玉砕の発想にそれが影響してるのでしょうか?

 さて、昨年にイジメ問題を苦にした校長先生が自殺して物議をよびましたね。
 死ねば解決するか? 本末転倒じゃないのか!ってね。

 これとは別に、自分の会社を守るって感じで自殺する人がいますよね。
 政治家の秘書もその傾向があります。これはどうなのか?
 これも文化的なものから来てる?殉死?切腹?なのか、、、。

 幕末には全国諸藩で多くの切腹者出ました。福岡藩とか凄くて人材不足に陥ったほどです。

 で、戊辰戦争から明治維新徳川幕府は瓦解してしまいます。

 この時に、幕府に殉じて自決した者はどれほどいたと思います? 幕臣で。
 鳥羽伏見の戦いとかの戦死者はいれませんよ。

 答えは1人だけ。

 川路聖謨としあきら)だけだったといわれいます。

 私的には少し意地悪な見方ですが、
 川路は高齢で重病でもあったことから、そこに「私」がなかたとも言えない。

 これに、対して、太平洋戦争での敗戦に際して自決した陸海軍関係者の自決者は

 520余名にのぼるそうです。

 この差は何?

 徳川幕府って価値が低くて、敗戦前の日本は崇高な価値があった?
 ってことでしょうか。


 この件、つづきます。