あかんたれブルース

継続はチカラかな

結婚に重要な判断材料は臭い?

愛の十字路(5)


 自分の血を分けた子供が欲しい。

 科学の進歩によって、体外受精など可能になりました。
 
 子供が欲しいと切に願う夫婦には一縷の望み、光です。
 その光を倫理に照らして疑問視する有識者は多いようですが、
 私は別にいいのではないかと。思う。

 けれども不妊治療含め体外受精などは高額な医療費を強いられるようです。
 経済的な余裕がないと平等には与えられない選択肢です。

   とは別に、歴史的なファクターから

   少し以前ならそんな選択肢はなかった。

 そういった場合、養子という方法論がありました。
 武家も商家も平民も大々的にその方法を活用しました。

 けれども、現代人は血筋、遺伝子にこだわります。これってエゴ?

 昔の日本人はそんな遺伝子工学とか体外授精なんてなかったから問題外ですよね。

   でも、それ以前に、さほど血筋にはこだわらなかったんじゃないか?
   と、また、変なことを考えます。

 戦国物など読むと「夜伽」と云って、遠征してきた名のある武将に、
 その地の名主が娘を一夜妻に献上する慣習が描かれます。
 なんか、ファミニストが青筋を立てそうで憂鬱ですが、
 これってどうも強制とか嫌々じゃないようです。

 おタネを頂戴。

 現在と違って交通機関や環境が違う。
 どうしても血が固まってしまう弊害があった。
 現代でも地方にいくとその地域がおおかた血縁でつながっている場合は多いのでは?
 私の田舎はそうです。妻の実家の母方と父方は遠縁だそうです。

 サラブレッドなどは4×4など、敢えて血縁を利用して名馬を創ろうしますが、
 「クズ」が出るというリスクもあります。

 ユダヤ民族の失われた十部族の一部が同じユダヤ人にも差別され、
 シリアのある狭い地域で血縁を繰り返し遺伝子に異常をきたして、亡ぼうとしている。
 40年前の新書版に記されていました。

 徳川幕府も後期になるとだいぶ固まって将軍の健康障害が目立ちます。

 明治天皇親王たちも私が知る範囲で三人、、、。

   義経が兄・頼朝の逆鱗に触れ、奥州平泉の落ちる過程で、
   各地で引っ張りだこです。
   当時の関東から東北地方はアイヌ系の縄文人みたいですね。ソース系。
   義経は源氏の嫡流で貴種。醤油系。しかも薄口。

   おタネを頂戴。

   まあ、後々、後落胤という目論見がなかっとは言えませんが、、、。


 女性が男性を選ぶ時の判断材料として、「臭い」があるそうです。
 自分の遺伝子に遠い臭いに反応するとか。
 容姿や経済力云々とは別に、嗅ぎ分けてるみたいですよ(汗)。


     村社会というものは閉鎖的ですが、それでも新しい血を欲していた。

     もともと母系社会ですからね。