愛の十字路 第二章(14)オスカー・ワイルド(4)
○素晴らしい決意には宿命がある。
常にあまりにも早くできてしまうということだ。
ホントは一昨日の「早まることは完璧であること」から「完璧」の話
のはずでしたが、けんぞうさんのコメントで解決したので(笑)。
今日は違う、アプローチです。
ここのポイントは「素晴らしい決意」ですね。
どう解釈するかは人それぞれ。
そこに「宿命」という言葉を持ってくるあたり、オスカーの憎いところです。
(どっちにでもとれるよな)
たとえ、他人がどう言おうと「素晴らしい」んだったらいいじゃないか。
けれども、時間の経過で心が揺らぎます。
なかには一晩で変わるときだってある。
でも、きっと、それだと、宿命じゃなくて、勘違いだったのかな〜あ。
それでも、
○浅はかな者のみが自身を知っている。
とも言ってます。
だいたい、世の中で自分自身を知れば半分は成功したようなもの。
孫子も口を酸っぱくして言ってる。
後は、他人を知るだけ。
でも、他人なんて自分以外だから、
ほとんどの他人と生涯出会わないかもしれない確率がほとんど。
有限なる人生において、出会う他人はほんの一握りです。
これだと絶対自分を知るほうが有利で最優先課題。
浅はかな行為とは行動ですね。
それを恐れてはいけない。
理詰めで往くと必ず行き詰まってしまいます。
朱子学がそれで、それを打破するために陽明学は生まれました。
自分自身を知るには、行動したり失敗したりしないと
なかなか分からないものです。
○体験とは自分のあやまちにつける名前である。
組み立てと構成でニュアンスは違ってきますね。
別に私には意図も悪企みも目論見もありませんよ。
失敗を恐れないで
あきらめなければなんとかなります。
なんとかなるものです。
そういう風になっています。
ビジュアルは一眼レフの機能を知り尽くす
ひろさんの「健康日誌」より提供頂いてます。
http://blogs.yahoo.co.jp/bitter_sweets02
タイトルは「欲望という名の電車」から