あかんたれブルース

継続はチカラかな

結局、亀田大毅が一番恐かったのは

 さて、昨夜の亀田親子の謝罪会見。
 結局、精神膠着状態とかで途中無言の退場。
 世界戦で雌雄を決する戦いよりも、謝罪の方が恐いか。
 周囲の大人も問題だけど、それに甘んじる本人の弱さが露出しました。
 逃げるのか、逃がすのか。

 亀田親子に話を集約させると混乱のもとなので、この辺にとどめます。

 まったく、スケールの違う話として
 先週の日曜日のKちゃんの試合。
 5人制の中堅でしたが、内容・結果ともに見るところ無し。
 残念でした。とても

 私は勝ち負けよりも「良い試合を」と伝えているのですが、
 妻はやはり勝ち負けを最優先します。このことでたまに揉める。
 父性と母性の葛藤。

 私だって本音は勝って欲しい。
 でも、試合こそが最高の経験であり、次の試合につながるわけで、
 本当に強いとは試合の中身にあります。
 要は、そんな招待試合の勝ち負けなんてどうでもよくて、
 先々強い選手になって欲しいだけなんです。
 区で、都で、関東で、全国で優勝する選手になって欲しい。
 
 妻が駄菓子屋の万引き常習者なら
 私はピラミッドの盗掘ですよ。なんちゅう例えだ(汗)。

 で、なんで内容が悪いかというとビビッている。
 相手にじゃない。
 「負ける」事を恐がって、受けに入っている。
 個人対戦競技というのはメンタル部分が特に重要です。
 相撲でいえば「立ち会い」が不味い。
 武道の精神でいえば「気合い」不足。
 だから、常に後手にまわって、打ち込みのタイミングが遅れる。

 小学四年生のボクちゃんは親や指導者や仲間の期待という
 プレッシャーに戸惑っているんですね。
 正攻法で面を打ち込んだ時に、
 試合慣れした相手にポンと小手を取られるのを恐がっている。

 本当の敵は対戦相手ではなく自分自身です。

 それを私は彼に分かってほしいのですが、
 これがなかなか難しい。

 だからね、亀田兄弟がその闘争のメンタリティーを高めようとする
 パフォーマンスは理解できます。痛いほど。見てて聞いてて嫌になるほど。

 だけど、違うな。


 問題は勝てばいいのか。という問題。
 そうなると、「勝てばいいんだよ」という答えが返ってきそうです。
 ホントに?
 世界戦だから? ファイトマネーか? 栄光と賞賛か?

 そういうのもあって、ここにきて
 武道とスポーツと競技について考えてしまいます。