あかんたれブルース

継続はチカラかな

勝負に必要なプロセス

 いま、小学生の通知表をみてもさっぱりわかりません。
 平等という名の下に運動会でも順位をつけない教育には不満を感じます。
 そんな綺麗事、実社会とのギャップをどこでどうつけるのか?

 勝ち組負け組と篩いにかけられる風潮に鼻を鳴らす自分ですが、
 現実問題を避けて通るそういった姿勢に不満だ。

 その意味で、息子の教育の場を学校と家庭の他に
 剣道という武道の場を設けたことをよろこんでいます。
 白熊黒熊両先生が教職員だったら絶対に問題視されることでしょう。
 学校の授業でなくて本当によかったと思っています。

 それでも、全国的に剣道人口は激減しているそうです。
 サッカーや野球がやはり人気ですからね。
 その普及には競技としての剣道を浸透させるのが一番効果的であるという
 ことも理解はできます。結果が励みになりますからね。

 そして、勝ち負けの篩いがある事に
 子供と親と指導者が一喜一憂することも解る。自分だってそうだもの。

 でもね、剣道は一生涯続けていくものだと言われます。
 野球はさ、高校3年の夏の甲子園大会予選で終わり。
 大学や実業団で続けるのはごく一握りだし、プロなんて、、、。
 後は草野球ですよね。
 一応、私も高校球児でしたが、野球にさほどの感慨はないな。まったく個人的話ですが。

 剣道は精神修行の場であり、その修練は一生涯続く。
 なんか綺麗事に聞こえますかね。
 でもね、6段の先生が実践で一歩前に出ることが恐いと漏らします。
 これはKちゃんの恐怖と同質のものです、

 私は彼に生涯剣道を続けていってほしい。
 インターハイとか出なくてもかまわないから、それを第一に願います。
 毎年3万2000人の自殺者という数が
 剣道による精神修行という大目標を綺麗事とは思えなくなっています。
 いや、剣道をやったからそれを免罪符にしようなんて思っているわけじゃない。

 ただね、基本的な所で、勝負の極意は「己に勝つ」にトドメを刺します。
 私は親として息子に幸せになって欲しい。
 そのひとつの手段として武道の在り方が役立つと思いました。


 勝ち負けは必要です。
 それはプロセスとして勝ったとき以上に負けたときに学ぶことがある。
 また、勝つことも大切。どっちの大切。
 対戦すれば必ず勝敗が決します。

 本当に命を賭ける勝負なんて、一生に一回あるかないか。
 あとはそのためのプロセスだ。

 

 まだまだ続きます。