コミュニケーション能力(1)
今、日本の職場でビジネスマナーが大きな問題となっているそうです。
電話の対応から敬語ふくめての基本的なものから、
交渉やトラブル処理などで、様々な問題が発生しているようです。シンドローム状態。
就職氷河期も溶けたそうで今春もたくさんの社会人がデビューしますが、
企業では戦々恐々としているといいます。
就職試験や面接ではよく分からないんですね。
なぜ、こんな現象に陥っているのか?
基礎学力の低さを第一に取り上げる人もいます。
世代的なギャップや学校教育、マニュアルの弊害とも考えましたが、
それはひとまず置いておいて、
私はもっと具体的にコミュニケーション能力の低下ではないかと考えました。
先日、ある就職関係の専門家にリサーチしたところ
問題の根源にゆとり教育があると指摘していました。
基礎学力の低下と述べたのもその方です。
ただ、コミュニケーション能力というのは若い世代だけの問題ではなく、
社会や会社組織全般で問題にされるであり、
そこにおいて、有能無能の診断基準の最重要項目だと。私は考える。
その方はもっと具体的にこう言い放ちました。
「彼ら彼女らは人の話を聞かない」
そういうこともあったので
前回、コミュニケーションは伝える(アピール)だけではなく、
聞くことが重要なんじゃないかと記事(「話し上手は聞き上手」参照)にしました。
どこかで、コミュニケーションというものを取り違えているか、
焦っているのではないかと考えたからです。
早速それに対して疑問が投げかけられました。
「私はご意見に完全に賛成しておりません。
話上手と聞き上手の中で、多種のジャンルに分けられると思っています。
例えば、営業マンは話上手であれば、商品を売り出すこともできるでしょう。
同じ言葉を聞いて、同じ理解力を持っていても、
どうやって言い返すのも人それぞれではありませんか。
馬太郎が言ってるタイプはもう最上級でしょう。」
私の説明の仕方が不味かったのですが、
一応、これは上級の話でなく「基本中の基本」として、年を越しました。
誤解しないでくださいよ。この意見に腹を立てたのではないです。
逆に、この意見には真実味があり、非常に重要なヒントがあります。
真面目な意見だったのでしっかり真面目に答えようと。
だからじっくりと年末年始考えてみました。餅食べて酒飲んで
ということで、コミュニケーション能力について
みなさんと考えていければと思いまして、
しばらく連載を続けます。