あかんたれブルース

継続はチカラかな

今年大学生になる横並び組への不安から

コミュニケーション能力(2) 



 コミュニケーション能力を世代的な問題ではない。としながら、
 各論として、世代的な問題の話をします。

 その根底にゆとり教育(若しくは日本の教育システム)があると指摘されているとしました。

 いわゆる、横並び教育であり、それ以前であれば協調性重視の教育でしょうか。

 例の運動会でみんな手を繋いでゴールするやつです。(昭和63年〜平成元年の世代)

 企業が何を戦々恐々とするかというと、今年入学する大学生がその世代。

 そのなにが問題なのかというと、
 彼らは横並びで育てられてきた環境から組織を乱したり目立ったりすることを
 極端に嫌がる傾向があるそうです。

 これはイジメの対象にもなることから、その傾向はもっと以前からかもしれませんね。
 学級崩壊とか金八先生とか荒川のコンクリート詰め殺人事件までさかのぼるのでしょうか。


 なにか授業で疑問があっても、それはそれとしてそのままで。
 という生き方で何とかなってしまった時代と環境。
 個性重視と言われながら、それを表に出せない子供達が育った。

 この傾向が具体的に顕著に現れるのが大学3年からの就職活動だそうです。

 自己分析法としてのエントリーシートに記入できない。

 そこで必死に半年間でマスターするそうです。半年で変わるところが凄い。
 別人のようだそうです。個人差はあるとして

 でも、半年で変わるって事自体が無理を感じませんか? 個人差はあるとして

 問題は大学入学の2年間(またそれ以前)が空白だったでしょうか。

 現在、各就職関連の出版社はそのことを重視して、
 本来は大学3年からの就活本を前倒押して出版する計画のようです。今春から

 調査の結果から「社会人基礎力の12の能力要素」が皆無に近かった結果と
 就職後問題拡大が原因です。

 その「社会人基礎力の12の能力要素」とは

1. 自主性 2.働きかける力 3.実行力 (前に踏み出す力・アクション)

4.課題発言力 5.計画力 6.想像力  (考え抜く力・シンキング)

7.発進力 8.傾聴力 9.柔軟性 10.状況把握力 
11.規律性 12.ストレスコントロール (チームで働く力・チームワーク)