あかんたれブルース

継続はチカラかな

意外な事実のコメントを頂いて、思う。

情動の知性(5)コミュニケーション能力(番外地)



 おはようございます。風邪ひいたかもしれません。
 私の周囲では凄く流行ってます。気をつけてくださいね。

 先日の「同情を危険視する医療マニュアル」の記事に下記のコメントを頂きました。
 この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/39655040.html

 昨日、そこにこんなコメントを頂きました。



僕は元内科医で、町沢静夫に約10年間かかっていましたが、悪くなる一方で、町沢が辞めて別の医師に代わってから約半年で軽快しました。町沢静夫はただの物書きであり、精神科医に値しません。
町沢静夫を徹底批判するHPを作ってあるので、よく読んでみてください。本を読むだけでは、その本の著者に約10年も会っていた人間の言うことは理解できないかもしれませんが。

精神科医町沢静夫」 徹底批判
http://www2.widetree.com/



 私は町沢静夫氏に対する問題や批判については正直知らなかった。

 今回のコミュニケーション能力の記事を書くために
 本棚から引っ張り出してきたのが、たまたま町沢氏の本だっただけです。
 ブックオフで105円で一昨年ぐらいに買ったものですかね(汗)。

 その本のなかにいくつかの矛盾点があった。
 それは専門知識の解釈等ではなく、基本的な初歩的な矛盾です。
 そして、この本の構成についても疑問をもったので、
 出版社、編集者の在り方について「ちょっとズレてるんじゃない」と。やった。

 それでも、私は町沢氏個人に批判とか問題提議をするつもりはありません。
 精神科とくに脳についての研究はまだまだ不明な点が多いのです。

 患者に対しての治療や在り方もこれからどんどん変化発展することでしょう。

 そういう状況なので、あまり鵜呑みにしないで、
 自分の頭で考えたほうがいいのではないかということを伝えたかったのです。

 以前、良書悪書というネタで記事にしましたが、
 こういった線引きはなかなか難しいものです。
 区分けするよりも、書籍とか肩書き・権威とか常識というものを
 自分なりに考え咀嚼することが読書の重要な楽しみでもあります。

 最近は弁護士に対して、凶悪犯に対してそこまで原則論を持って弁護して、
 時間延ばしや過剰擁護する必要があるの? と感じる人たちも増えましたよね。

 でも、私たちがイメージする弁護士は冤罪事件を解決するような弱者の味方で
 正義の為の戦う法律のプロフェッショナルっていう感じですよね。

 そういう立派な弁護士もいます。
 でも大多数はそんな金にならない刑事事件よりも民事に奔走しています。
 
 
 確かに質のよろしくない者達は存在しますよね。実際に
 そういった輩は糾弾して社会的な制裁を受けるようにすればいいと私も思う。

 でもさ、それとは別な話、違った次元の話として、
 私たち自身が作られたイメージに影響されたり、
 自分でよく考える事をしない現状こそがもっと問題だと思うのです。

 こういった世の中なので、
 メンタル系の啓蒙本はたくさん出回っています。
 あるものは「こだわるな」と記してあるかと思えば、
 あるものは「こだわりを大切に」と記してある。

 どっちも言っている前提が異なるのですが、
 それで食い合わせをする読者は多いようです。
 また、著者の言葉足らずや力量不足もあるでしょう。

 良書悪書(善人悪人)の線引き続き篩い分けよりも、
 自分なりの咀嚼が大切だと思うからです。

 この件は「情動の知性(4)共感能力」で「想像力」などの観点から紹介しましたが、
 これからアップさせる「日本人の恥」や「横並び」そして「KY」などにも
 関係しているのかと思います。