情動の知性(5)コミュニケーション能力(廿四)
ゲームなどのソフトや電気機器などに付いてくる使用説明書。
あれがなかなか読めない人です(汗)。
読まずに始める。陽明学だ(?)。
同類の方々は多いかも。
どっちかっていうと、そこから攻略本や専門書に奔ってしまう。
ところが、ゲームなどと違って個別の仕事の攻略本や専門書は少ない。いやないかも。
で、どうしてたかというと先輩たちからそのノウハウや勘所を教えてもらっていた。
仕事の話に移っていますよ。
最近の仕事の場で、そういったコミュニケーションというか
受け継がれるバトンのリレーがうまくいっていない。
ひとつはそういう仕事への取り組みに美学が持てない。
システムやマニュアルが完備されて、
一通りのことをマスターすれば何とかなる。ような気もしちゃう。
その先、ってことにあまり興味もないし、想像力も働かない。必要を感じません。
また、伝える側も伝えるべき情報がなくなっているってこともある。
それほどに技術やシステムなどの環境変化が大きかった。
要は数字と結果ですから、そのプロセスなんて誰も評価なんてしてくれない。
自慢話だと揶揄されるのがオチ。悲しい
「空気を読む」の言葉にはその場を乱さないという意味が込められています。
だから「分からない事」にこだわるよりも
「分かった事」にして次のカリキュラムに進んでいった私たち。
日本にはそういう風土があり、
そういう環境で教育されてきました。
先生「以上、なにか質問のある人?」
・・・ シーン ・・・
それでも不可なくやってこれたわけだ。
ところが、後になって今さら聞けないことがたくさんあります。
誰にも聞けないことが、たくさんある。
そういうのがどんどん増えていきます。
なかったことにしよう。考えないようにしよう。
ガードはどんどん厚く高く重くなっていく。のだった。