あかんたれブルース

継続はチカラかな

焼き肉はマッチポンプ?

心と体(5)



 性格的にまどろっこしいのが嫌いなので話をどんどん先に進めますよ。

 性の栄養学みたいなものがあるそうですな。

 人間は食物摂取つまり「食べる」ことで栄養を吸収しますよね。
 これと同じ原理で「性」から栄養を吸収すると考える。わけだ

 これは何だっかなあ、若い頃、読んだ本で、異性とベットを共にすることと、
 一緒に食事を共にすることはほとんど同じであるとか読んだか聞いた。
 一時期、私はメッシー君だったもんね。真に受けて(笑)。

 いやちょっと待って、あれは藤子不二雄のAだったかBだったかFだったか
 スタンダード連載モノではなくSFの短編をまとめた電話帳のようなシリーズがあって、
 その中の作品に「リアルオバQ」じゃなかった(これはお伝えしたいが断線するので堪えて)
 どこかの星ではタブー視するのを「性」ではなくて「食」だった。
 っていうストーリーがあったぞ。思いだした。

 藤子先生のソースもそのあたりからだったのかな?

 
 で、さ、先の性の乱用もそうだけど、この性の交換栄養学っていうのも
 非常に誤解されそうな表現じゃないですか。
 下手すると、どこぞのカルト教団がうち立てるような。
 もしくは昔のフリーセックス若しくは小森のおばちゃま
 「おばちゃまはジェームズ・ディーンとも寝たのよ〜お」とかと。


 ちょっと違うのです。

 私たち人間は性・性交の本来の意味を知らないか忘れてしまっている。という。

 性イコール放出と考えていけないと言うのです。
 それだと消耗する一方で体によくないのだと。これはねちょっとしたヒントです。奥さん

 私はピントきたもん。

 
 貝原益軒って知ってますか?

 江戸時代の自然科学者および儒学者で、そのなかでも健康教育書『養生訓』は有名ですよね。

 知らない人でも「接して漏らさず」は聞いたことがあるかも。

 接して漏らさず。。。男性諸兄には耳の痛い言葉だ。そこまでして長生きしたいのかと。

 この放出を禁ずる健康秘伝はどうにも禁欲的に解釈されがちですが、
 (どうせ爺の戯言、堅物の学者の宣いさ。って)
 ところが、この貝原先生は若い頃は破天荒な道楽者だったのだそうです。

 つまり、「接して漏らさず」には
 快楽を知り尽くした益荒男の究極の快楽が隠されていると、キミ思わんか。
 この人が儒学者だっていうところもどうも臭い。

 医食同源ならぬ性食同源。。。

 では人間は性交によってなにを得るのか?

 マイナス・エントロピーだといいます。消耗の反対のもの。
 
 通常の放出的なそれは消耗疲労につながるのでプラス・エントロピーに位置する。
 まあ酸性みたいなもので、本来は中性もしくはアルカリ性のほうがいいんでしょうね。
 不快やストレスなどがプラス・エントロピーを高める。

 食物でいうとタンパク質にはマイナス・エントロピーが豊富で、
 体内のプラス・エントロピーを抑える働きがあります。

 どうもマイナス・エントロピーってエネルギーの源のような感じです。

 それを少し誤解して、私たちは焼き肉を食べてモリモリと放出の方向に進む。
 マッチポンプのようなものです。