あかんたれブルース

継続はチカラかな

歴史から学ぶ、人物で考察する、本質を捉える。

第二章の前説かな



さて、杉山茂丸のお友達。
杉山茂丸が人を利用するだけ利用してポイ捨てした人間。
という疑惑を払拭させようとの思いで、
星亨、佐々友房、頭山満の三人を紹介しました。

どうでしょう。

確かに杉山茂丸は「魔人」であり、明治・大正・昭和を政財界の裏側で
右のポケットに元老・政治家、左のポケットに億万長者を忍ばせて
人形遣い」のように操った怪人です。

が、その友情の篤きこと海よりも広く、そして深い。と思いませんか。

私は歴史上の人物を考察するとき、その進退は勿論ですが、
誰と付き合っていたか。というのを重要なファクターとします。
どう付き合ったか。

いま、リアル世界では本当の友達などいないという人が多い。
決して、本音などあかさないのだとも聞きます。

時代とか社会の環境だと言ってしまえば、それまでですが、
100年前の明治の日本人はこうだった。

まず、それを知ってほしかったです。

と、同時に、戦後ジャーナリズムのひとつの悪習として、
なんでもかんでも穿った見方をする。
それはプロとして、考察不足でしかありません。
力量不足といってもかまわない。

その弊害が杉山に対する政府要人の暗殺黒幕疑惑であり、
伊藤博文を立派な政治家として認めない日本人の愚かさであり、
児玉源太郎の存在を忘れさられて、悲しくなるのです。

そしてすぐ、陰謀説を持ち出す。
たとえば、真珠湾攻撃は米国側の罠だった。とか
明治天皇は長州が作った偽物だとか。
そして朝鮮人ユダヤ人に誰彼に支配されているんだと。

そんなことあるかい!

与太話としては面白いけれど、稚拙だ。
それだったらサブプライムローン問題でアメリカはヒーヒーしないよ。
なに?それも陰謀だって? 勝手にしなさい!

それともマスコミに支配されているか?
マスコミは視聴率に支配されています。
視聴者である私たちに選択肢があるのであれば、決して支配はされません。
一人では無理でしょうが、潮流やトレンドは私たちが生み出すことは可能です。

一番恐いのは何かの切っ掛けでの
集団ヒステリーとか負のドミノ倒しみたいなものですかね。
株価の心理的な暴落と似ています。

さて、杉山の友達については、この他に 
藤猛太郎、荒尾精、広瀬千磨などを紹介したいと考えています。

ただ、杉山茂丸がいったい何をした人かを
ぼちぼちお伝えしなければ、その説得力のないとで、ぼちぼちやります(汗)。
これだと、単に交友関係が広かった変なオヤジになってしまいますもね(涙)。

と、同時に九州黒田の武士道を貫いた漢。
それは同じ立場にあった頭山満とは正反対のもののようでもあります。
しかし、本当の武士道とは? という考察にもなると思うのです。

杉山と登場する人物たちを紹介していくことが、
色々な意味で日本という国、明治という時代、そして日本人を理解するうえで
意義深いと考えました。

もう思想なんかでは何も解決などしない。
右翼も左翼も関係ありません。
本物か偽物か、では本物とは何か?
正義とは何か? 幸せとは何か?
そういったことを考える切っ掛けになればと思います。

では、ぼちぼち、だいたいは成り行きですが、
ときどき能書きなども交えて、行きますね。

因みに過去記事で杉山を紹介したものを参考として記載しておきます。


『俗戦国策』杉山茂丸という人形遣いの正体とは?
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/7164729.html

日本近代史に暗躍した突然変異的怪人の素性
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/7213514.html

杉山茂丸の竹馬の子分は近代やくざの太祖「吉田磯吉」
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/7347692.html

三国志」よりも「サッカー」よりも
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/7836700.html

杉山茂丸、カッコよすぎる伊藤助平親爺の暗殺失敗の段
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/7969313.html

杉山茂丸のジェネレーションギャップ
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/8066509.html

実はあんまり年齢的形式に囚われなかった明治の日本人
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/8156379.html

三国志を凌駕できるか? 明治、日露戦争杉山茂丸
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/8411241.html

若者よ杉山を見て大志を抱き貫こう!
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/18241392.html


もしかしたら、どこかで重複するかもしれないけれど、
その時は、許してセニョリータ。