リアルとバーチャルの間で
日本人は本音と建て前の社会で生きています。
それが誤解を生む大きな理由。
本音だけを通せば衝突や不協和音を醸し出すのは必然ですよね。
それでも建て前だけでは誰しも息苦しくなってしまいます。
どちらがどうというわけではありませんが、
わたしたちは一様に不器用なのです。
人間に真実を語らせたければ仮面を与えよ。という言葉があります。
本音を悟られることさえ「恥」と考えるわたしったいにとって
それは自分を隠す仮面とは別に、本音を語れる「道具」かもしれません。
ネットはわたしたちが本音を語れる仮面かもしれない。
もちろん、道具ですから使い方は人によって様々ですけれどもね。
ある友人の父親は「手紙は嘘をつかない」という言葉を残してくれたそうです。
言葉は文字にカタチを変えて伝えることもできる。
読む、書く、聞く。伝えあうコミュニケーションの方法は様々。
活字離れといわれる以上に、わたしたちは手紙を書くことも少なくなりました。
ブログは日記という位置付けでわたしたちに広く浸透しています。
日記は精神医療の世界でもその効用を認められているようです。
自分自身に手紙を書くように本当の気持ちを語るのもいいと思います。
わたしたちはそれを求めている。
ネットは道具であって、あなたの仮面になって
真実を語るための手助けをしてくれるかもしれない。
あなたのその気持ちに引き寄せられる人が必ず存在します。
そこはリアル世界とかとバーチャルとかの線引き以前に
本当のあなたを表現する場であり、本当のあなたに深く共鳴してくれる人との出会いがある。
伝え合うことって素敵なことですよね。
言葉の力(4)