試練と幸運
わたしたちは幸運を求めています。
その幸運を歴史にあててみれば、それをものにした成功者は
運命から機会しか与えられいなかったことを知ります。
成功者たちはそのチャンスを自分なりにアレンジして料理しただけなのです。
チャンスは食材でしかなかった。
そういった場に恵まれなければ、彼らが腕をふるうこともできなかったし、
また、彼らにその力量がなけばそのチャンスを生かすことも出来なかった。
天が、わたしたちに仕事を人に与えるときは、必ずはじめに、
その人の精神を苦しめます。
そして疲れさせて、苦しませて、やることなすこと失敗ばかりさる。
わたしたちの思う意図とは違う結果ばかりを経験させる。
これは天が、わたしたちの能力のないところを、補い成長させて
できるようにさせるための試練です。
なにかを志すとき、あなたが夢を叶えようとするならば、
その苦難にむかっていけばいい。
また、自分がどういう人間で、何をしたいのか、
何ができるのかわからない場合も苦難を求めればいい。
苦難を避けることはいつまでも自分を曖昧にしてわからなくさせてしまいます。
すくなくとも、それと格闘すれば自分が見えてくる。
人生が有限であるからこそ、そこに自分を知ることができます。
試練とは避けるものではなく、幸運とは常にそこに存在しているから。
幸運について(1)試練