あかんたれブルース

継続はチカラかな

変態祭り

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朝っぱらから恐縮ですが
「少年のような変態タコ」と言われて
ちょっと嬉しい馬太郎は
実は
SM作家・団鬼六の大ファンというか愛してやまない。

そういう性癖がある、というのではないのです。
本人はとてもノーマルで淡白かもしれない。もちろん縛ったりしたことも
縛られたことも、ない。

団先生の人柄にぞっこん惚れているのです。

この人は、やさしい。とってもやさしい。
たぶん、いまの文壇でナンバーワンのやさしい男。
(第二位は宮城谷昌光だな)
一時期体調を崩されて危篤状態にあったようです。
電車の中吊りでそれを知ったときはとても心配しました。
(慢性腎不全とのことです、現在も闘病中。先生がんばって!)

団先生を知るには彼の自伝的作品『蛇のみちは』を読んでみてください。(幻冬舎アウトロー文庫)

破天荒な人生を送ってきた方です。
相場師崩れ、経済小説作家、破産、高校教師、翻訳家、そして変態小説家・・・
団先生が自認するように、
正真正銘の変態で「縛る」という行為にエロティズムを感じている。

確かに、彼は変態だ。
けれども、どんなまっとうな常識人たちよりも
心優しく誠実で人間味あふれ暖かい人なんだ。変態だけれども(笑)。
まるで寅さんのよう。
そうそう、生前の渥美清とも親交が深かったんですよね。
団先生はインテリの寅さん、って感じもします。変態だけれども(汗)。

先生は文章がうまい。
山田風太郎と双璧を那須塩原高原です。宮城谷とは山系がちと違う。
真剣師小池重明』では男泣きしてしまった。
タコ八郎や谷ナオミなどとの邂逅のエピソードも泣かせます。


さて、変態、SMの話です。
サディスト(加虐性淫乱症)とマゾヒスト(被虐性淫乱症)
性的倒錯(パラフィリア)という精神障害ともみなされる場合もある。

わたしは、鬱や神経症からイジメの構造を考察していった過程で
パーソナル障害というもに行き当たり、は〜あ、これも主犯格だなと納得しました。
人間はこのSかMかのどちらかに分類されます。
それが過ぎることと、それに依存するところに問題があるようです。

では、団先生は行き過ぎる「S」のパーソナル障害者なのか?

そんなことはない。

先生は残虐な性格とは無縁で天使のような人です。ホントだってば(汗)
で、彼はエロティシズムをもののあわれに感じとってしまう、変態なんですね。
感性が尾崎豊かなんだ。

そういったことを訳知りの精神科医やカウンセラーのいう障害と
一緒の次元で一括りにしてほしくないね(怒)。
団先生は日本一の変態だ!

さあ、みんな変態になろう。健全な誇り高い変態でいこう。

ムッシュもTKKさんもロマン議長も春風さんも
つ〜たんもあれっくさんも東三河通信さんもみんなみんな。
書を捨てパンツを着替えて町に出よう。八点鐘が鳴るときに
野郎どもの情熱を萌え萌え変態祭りだ。





愛と性に対しての補足として(14)エロティズムの正体(7)
ビジュアルは山本タカト丸尾末広じゃない)
なんかまた枕が長くなってしまった(涙)