むかし大阪の女の惚れまして
これがよく笑う女でねえ。
わたしの小話、駄洒落、ギャグにコロコロ転げるように笑ってくれる。
そしてよく泣く女だった。
うっとりする綺麗な関西弁でした。
馬ちゃん、何処にも行かんとってや。
どこにもいかないよ。
ひとりにしたら嫌やで。
どこにも行けないんだよ。
いかんといてや。
行くとこないんだよ。
あったら行くんかい!
いえ、決して、そんなこと、まったく、金輪際、とくに、思ってもいません。はい・・・