あかんたれブルース

継続はチカラかな

秋山好古は叫んだか?



来年の大河ドラマ龍馬伝』の主演は福山雅治だそうです。

なんか知らないけれど、
昨日の昼過ぎから福山雅治が乗り移ってる。

西陽を背にして、「はつ恋」をくちずさむ。
背中から竹の子がニョキニョキ。

竹子・・・
友達では いられないことも(そりゃそうか)
恋人には 戻れないことも (最初からそんな関係じゃなかった


さて、スペシャル大河『坂の上の雲』も今年はあと一回です。

昨日、方言のことでちょびっと苦言を呈しましたが。
それに尾鰭をつけましょうかね。

元勲、伊藤博文山県有朋が「わしは」と使います。

あれは長州弁です。

薩長が政治の中枢となってこういった方言が一般化しました。
(薩摩の場合は方言がきつくって一般化はしませんでした!)
もっとも、現在の標準語も明治になって急いで作ったものですけどね。

伊藤や山県が新聞などの取材で「わしは」とやって
すっかり権威がついてしまったわけです。
年長者、権力者のお爺さん言葉として、その後演劇、ドラマ、アニメで
定着したようです。

だから、「わしわの、●●じゃ、そいでの、●●したもんじゃ」
なんていうのは長州弁なんです。
わたしは、高校時代に東映実録やくざ映画に熱狂していましたが
はじめて広島やくざの台詞と遭遇したときに、
みんな元勲なのかと思った。

山口と広島は隣同士ですからね。
仁義なき戦い』の山口の豊田さんは籠寅の三代目合田幸一親分(合田組・初代合田一家)です。
広島と松山も近いです。

ドラマ『坂の上の雲』で「だんだん」ってよく使っていますよね。
松山弁で「ありがとう」という意味なのでしょうが
なんともやわらかくて風情があります。伊予弁はやさしい。
もし〜とか。
いなかっぺ大将』のニャンコ先生は伊予弁でした。
それに比較すると高知とか徳島は荒いですよね。

ドラマでは使われていませんが、松山弁でお前、あなたのことを
「おまい」といいます。
秋山好古の関連本で紹介されていましたが、
この「おまい」、鹿児島で使うのです。

好古は「おまい」と言っていた。(注.1)

黒溝台の戦いでは
「おまいがっと」と叫んだそうです(注.2)

貝で亀の手(カメノテ)を「セイ」というのも同じ。(注.3)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%83%86

海の道でつながっているんでしょうね。




ドラマ「坂の上」血風録(17)
注.1)ホント。
注.2)ウソ。
注.3)美味しいですよ。