あかんたれブルース

継続はチカラかな

色気と攘夷とスイカ売り

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前回の『龍馬伝』で河田小龍を演じた役者が気になった。
調べたら、
リリー・フランキー
役者もやるんだ(汗)。

前々回の吉田東洋役の田中泯もそうだけど、
NHKはキャスティングが良いです。
男のわたしでも「色気」を感じます・・・

ぼやぼやしちゃいられない。どうしよう(汗)
コラーゲン補給というわけにはいかないところが悩みのタネ(涙)。

どうしよう・・・

それはさておき、吉田東洋に鉄槌を浴びせられた武市半平太
武市の国士としての情熱「攘夷」熱は狂気に傾いていきます。
目が座ってて、恐い。

でも、当時は攘夷熱が盛り上がっていたんでしょうね。

それは全国に燃えさかります。
薩長だって例外じゃない。
そういった狂気が維新の原動力になっていきます。

攘夷。いまだってある。

  因みにこの攘夷の「夷」とは、中国からすれば東の蛮族を指します。
  弓術に優れた凶暴な他民族。山東省から日本のことです。

そんななかで、長州や薩摩は開国にすり替えていく。
その理由は、長州は下関戦争(1863年1864年の二回)。
薩摩は薩英戦争(1863年)。
外国と戦ってみて、その実力を肌身で感じて、それを知った。
まさに陽明学ですね。

しかし、無謀というかなんというか・・・

長州は英 仏 蘭 米の列強四カ国と薩摩は英国と戦って負けました。
もっとも、薩英戦争のほうは決着はついていないのだといいます。

薩摩人というと剽悍で野蛮なイメージかもしれませんが
「現実的」な民族という司馬さんの表現は的を得ている気がします。
同県人としてそれは痛感する。

それはなにより薩英戦争の戦後処理です。
発端は生麦事件でしたが、薩摩は結局は犯人を出さなかった。
賠償金は幕府に借りて、最終的に踏み倒した(笑)。
英国と仲良くなって武器以外に織機などを購入して殖産をすすめました。
まさに、戦で負けて実利をとったわけですね。
いや、負けてはないのか(汗)。

しかし、英国艦隊もまさかこんな
田舎の藩に手こずるとは思わなかったでしょうねえ。

  暗号がわかっても作戦がわかっても戦力技術差があったとしても
  注文取りに事が運ぶとは限らない。
  地政学、陰謀、世界戦略、は、あくまでも計画。
  じゃなかったら英国は没落しなし、ソ連は崩壊しない。
  米国はベトナム戦争で負けないし、リーマンショックは起きない。


加治屋町から谷山峠を上って錦江湾桜島
この年中火山灰が降り積もるシラス台地の鹿児島県。
米なんかとれない。だから日本酒なんて飲まない。芋焼酎チェストー!

でも、毎度思うのですが、市内をぬけるのに時間がかかるのです。
渋滞のせいもあるけれど、鹿児島市内って広い。
色々な地方都市と比べて、広いです。
天文館というアーケードの繁華街は都内の吉祥寺以上だと思います。
福岡の天神に匹敵する?
でも、実際は福岡県と鹿児島県じゃ比べものにならないんですけどね。

車窓から錦江湾桜島

ああ、昔 150年前
ここに英国艦隊が押し寄せ、薩摩城下を攻撃し、
それに対抗して
小舟に乗り込んだ薩摩隼人の西瓜売り決死隊。なんか剽悍というよりも滑稽です。

谷山峠を背にして下って、川辺峠を上り、そして下る。
薩摩路を南へ
そこは東シナ海が広がっていた。




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