あかんたれブルース

継続はチカラかな

フィクションの背景としても



大本教・・・出口王仁三郎・・・

堀川辰吉郎をつっついて、トンデモないものが出てきました(汗)。
それをまた落合さんが煽る煽る(汗)。
かといって、バッサッと斬って無視できない。

実は、もうひとつ別件で厄介なのがありまして
飯野吉三郎という怪人の引き寄せてしまった。

これに竹内文献の天津教とか明治は謎だらけなのです。超危険!

まずは大本教からいきましょう。
取り敢えず、わたしの過去ブログのバックナンバーを紹介しておきます。
「教祖誕生のレシピ」* 2006/11/28(火) 午前 5:01
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/24427162.html
関西地方の方々に朗報「天狗来るよ」* 2006/12/1(金) 午後 0:38
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/24612625.html

これが大本教に対するわたしの認識でした。

偏見といわれればそれまでですが、
わたしは大本教に同情はするけれど、出口王仁三郎の顔とセンスで懐疑した。
顔については見ての通りです。
なんかオジサンなのかオバサンなのかわからない。
こんな人は川崎競馬場とか船橋競馬場とか、川口オートにたくさんいました。
そして、みんなレース前までは予言者です。

センスについて
駄洒落が大井競馬場

フランクで陽気な性格なのはわかる。けどさ・・・
これは竹内文献の解釈にも言えるのですが、なんかさ(涙)。

また、出口ナオは可哀想な老女で同情はするのだけれど
その「御筆さき」が平仮名ばかりというのがつらかった(涙)。

ところが、ここにきて、
落合氏の語る説に心が揺らぎます。
本当はそうじゃないのだと。

みなさんは少年ジャンプに連載された(だったかな?)
花の慶次』って御存知ですか? パチンコにもなっていますが(笑)
この原作者は隆慶一郎という作家、故人です。
この方のデビュー作が『吉原御免状』という直木賞候補にもなった作品。
このなかに日本の少数民族が登場します。
傀儡とか土蜘蛛とか踊り巫女とか
つまり、江戸時代は士農工商だけじゃなかった。

だいたいが吉原という街が浅草弾左衛門支配下にあって
この浅草弾左衛門はエタ非人の頭領なのだという。
塩見鮮一郎の『浅草弾左衛門』では当代が急逝して後継者を関西かどこかに
連れていく件がありました。本人(主人公)はまったくの寝耳に水なのですが
代々の掟、役回りでそう決まっているのだとか。
手元にあった本を処分したので詳しく記せない(汗)。

そんなわけで、この『吉原御免状』は剣豪伝記小説なのです。
伝記モノというと半村良の『妖星伝』を思い出す。
あれも鬼道衆という不思議な一族が登場していましたが。

まあ、小説の話です。SF伝記モノ。

ただ、そのベースである日本のマイノリティーについては
歴史的に真面目に考えてもよい価値あるものです。

落合氏が解説するには
この出口ナオ、婿養子の王仁三郎はアヤタチという特殊能力一族というか
サンカという少数民族の出身なのだと。

荒唐無稽のトンデモ説とすればそれまでですが
どうもそう簡単に無視できない。

と、わたしが思い返したひとつの理由に、
王仁三郎が満蒙に入って張作霖に捕まって処刑されるところを
堀川辰吉郎が救っていることからです。

なんで、こんなインチキ教祖を救うのか?
必要があるのか?
不敬罪で政府から弾圧されいた教団のリーダーを。




分類は「若宮」
明治男前烈伝(10)堀川辰吉郎(13)近現代史のなぞなぞ(7)