秘やかな音無の屁でまっ黄っ黄
馬太郎は考える。60億円ではマンションが120戸しか買えない。
つまり、120室あるマンションが一棟買えるぐらいの金額だ。
そんなんで、レーニンがあれほど明石を賞賛しただろうか・・・
第一、 その資金はレーニンには渡っていない。
ほとんどがフィンランド反ロシア抵抗運動のシアリスクです。
この60億円すべてで武器を買ったわけじゃない。
ロシア国外で購入して輸送の手段の船を買って・・・
また協力者(スパイのスパイ)の給料や生活費、会議場のレンタル料などなど
足りない。絶対に足りない。
で、明石は200万円から300万円を最終的に請求しますと
参謀本部に連絡したら、山県が卒倒しました(笑)。
明石もねえ、シベリアに氷の別荘を造りませんっていえば良かったのに・・・
とにかく、参謀本部ではこの100万円(80億円使ったのは60億円)が
限界だった。でもそれはレーニンには渡っていない!
さて、そこで、レーニンに200万円渡ったという説がある。
誰から?
西本願寺法主・大谷光瑞からだ。
だったら、レーニンも絶賛しますよ。わたしも納得する。
ここで、ポイントなのは、参謀本部はあくまでも公の機関です。
いくら機密費とはいえ、そんなに有り余るほどはない、
100万円(80億)でも立派なものです。
機密費にはもうひとつ、児玉の台湾ルートがある。
これは児玉の裁量で自由に使える種銭と考えるべきでしょう。
つまり、山県に干渉されない。
つまり
参謀本部・・・・・・・・・明石・・・・・・・・・シアリスク
(100万円(80億円)) ・
・ ・・・・・・・・・・レーニンその他
・
児玉ルート(台湾))・・・・・?
玄洋社(炭坑))・・・・・・・?
西本願寺大谷光瑞・・・・・・200万円(160億円)
馬太郎・・・・・・・・・・・19銭(1500円)
と考えるのが常識的な推理ではないか。違うか
諜報活動は国際社会で表にできないものです。
満州義軍だって表にできない活動だった。
だから、彼らに渡された小銃は旧式のズナイドル銃だったのです。
諜報活動は公にはできない。
だから、明石の大諜報が成功してたか失敗していたかは
公の資料では判断はしづらいものです。でもね、
明石はその後、大将にまで昇進する。
藩閥の論功行賞? 明石は藩閥外の福岡藩出身ですよ。
日露戦争で諜報活動の統領だった福島安正(松本出身)は中将だったのに
お情けで大将即退役です。
明石の活動が革命の呼び水になった、
だけでレーニンが参謀本部が絶賛するほど、世の中は甘くない。
ということで、細かいところまで確実な検証はできませんが
西本願寺法主の大谷光瑞から資金が出たこと、信憑性があるでしょ。
その大谷なら、堀川の口座に毎月送金することなど
屁でもない。
分類は「若宮」
明治男前烈伝(10)堀川辰吉郎(14)堀川の金(4)
己の屁を嗅いで近現代史の臭ぎわけるの馬太郎の図
クンクン・・・臭っさー!
画像が黄色になりました(涙)