あかんたれブルース

継続はチカラかな

春風のいたずら

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日露戦争
児玉源太郎の密命を受けた
明石元二郎大佐を西の大諜報とすれば、
東の大諜報を担ったのが青木宣純大佐です。

青木宣純は袁世凱と密約をかわし
特務班を組織して様々な破壊工作を行った。

この青木の出身地を「宮崎」と表記してある。
彼は、佐土原藩出身者。この佐土原藩は薩摩の支藩なのですが
現在の宮崎市のなかにある。悩ましいよねえ(汗)。

また、第四軍の参謀長を務めた上原勇作は都城出身。これも現在は宮崎ですが
都城はれっきとした薩摩藩です。それも島津氏発祥の地。

だから、都城宮崎市までは薩摩出身と考えなければいけない。
逆に、もっと南にある飫肥藩(現在の日南市)は違う。
小村寿太郎は違うのです。そして小村は藩閥が大嫌い!

日本人の気質を知るうえで(言語、文化含め)
廃藩置県以前の藩の存在はとても大きい。けれども
どうしても現在の四十七都道府県に区分けられて考えがちです。
実際はもっと入り組んでいて複雑。

また、たとえば、鈴木貫太郎の出身地を泉州として大阪とするか
これは貫太郎の父親が飛び地の泉州の代官だったことから。
本家は千葉なのです。では千葉とするか? 悩ましい。

広瀬武夫を大分とするか、岐阜とするか・・・

わたしはどちらも前者を選択します。でも悩ましい。

青木と上原の場合は薩摩閥の関係があるので
宮崎とはしない。また「鹿児島」という表記を避けて
「薩摩」とします。
これは同じ事が毛利家にもあるので「山口」としないで
「長州」と表記します。

ま、だいたい言語も同じですからね。その問題はないかな。
変な話ですがこんなことが気になってソワソワすることが多い。
春風になびくプリーツスカートのように

いやん、エッチ




分類は「若宮」
明治男前烈伝(10)堀川辰吉郎(14)上原勇作疑惑(1)