あかんたれブルース

継続はチカラかな

闇夜でドッキリ





 故・大平正芳元総理は敬虔なクリスチャンであることはよく知られていたが、
 その彼が神道系某新興宗教団体(金光教)の教祖の御神託を熱心に聞いて、
 その政治決断の参考にしていたという。(参照・伊藤昌哉『自民党戦国史』)

 レーガン大統領はナンシー夫人を通じて占星術師のお告げを参考にしていた。

 伊藤博文は高島易断の祖・高島嘉右衛門を相談役としていたのは有名な話。

 あの山県でさえも穏田の神様こと飯野吉三郎の信奉者だった。

 対して、ノーベル経済学賞受賞者を揃えた米国の投資会社(ユダヤ系でも)
 破綻、倒産はさほど珍しくもない。
 国家の運営でさえもそれは例外ではない。


なにを言い出すのかと怪訝に思うかもしれません。
別に、わたしは神秘主義を持ち上げようとするものではありません。

わたしが、言いたいのは「一寸先は闇」ってことですよ。

陰謀云々を持ち出す輩がいるけれど、

陰謀を画策するのは自由です。
ウチの女房だってめぐらせるし、駅前の八百屋のオヤジも画策している。

個人であろうが、大企業であろうが、国家であろうが、
たとえそこに皮算用からマーケティングやら地政学の戦略があっても
どんな裏受けがあっても、
要は、その目論見通りにいくかいかないかが、勝負どころです。

歴史考察において、危険な落とし穴があるとすれば
私たちが因果の果、つまり結果を知っていることである。
だから、繋がった因果から、ついつい後講釈なるものを導き出す。
まるで神にでもなったように、都合良く司ってしまう罠にはまるものです。

またその罠には人間の邂逅というか相関関係の不思議があって
それを合理科学的に解釈する場合になんらかしからの意図があるようにも
考えてしますものです。

偶然と必然。そこに利害というものを抽出してしまう。
ここに罠がある。
この件は、もうすこし先に落合莞爾氏の分析で語ります。

さて、世界征服、のための戦略云々でした。

古いところでは黄金バットのナゾーから仮面ライダーのショッカーとか
世界征服は我々の危惧するところでしょうが、
わたしは敢えて言いたい。

できるものならやってみろ。

できればやって欲しい。

ある意味、世界征服の言葉を替えれば世界統一じゃないか。
統一されれば、戦争もなくなるだろう。
妙な施政を続ければ反乱や一揆やテロも起きるだろうから
そのへんはしっかりやってください。
しかし、その前に、野望を実現してくれよ。です。

はやくやらないと宇宙人が攻めてくるぞ。