あかんたれブルース

継続はチカラかな

クラクラ馬



前回までの話として
孝明天皇は暗殺された。(だろう)
(その下手人は岩倉具視なのか長州なのか薩摩なのかはわからない)しかし、
孝明天皇の実子である明治天皇京都御所にあり、
そこで堀川辰吉郎は生まれた。


満州と深いかかわりがある。

以前から満州で(軍部を中心とする)国策事業に阿片があることは
理解していました。

それは三井物産三菱商事、大倉商事の
戦前三代財閥に各500万円を出資させて設立させた昭和通商という会社が
阿片取引を行っていたと。
因みにこの会社は極秘特務機関と繋がって諜報活動もやっていた。
このふたつが昭和通商の活動内容。

また、この系列に
民族研究所(昭和16年.6月設立閣議決定)の姉妹関係にある
西北研究所が内蒙古張家口に昭和19年.2月に設立される。

満州というと満鉄、満映、そして石井七三一部隊といったイメージですけど
阿片と民俗学研究所とはまた(汗)

ここで中東の研究までしていたといいます。
A級戦犯となった大川周明が晩年「コーラン」の全文翻訳した話。
イスラム研究との繋がりはここにもあるのかな。

  因みに、大川周明って東京裁判東条英機の頭をポカスカ叩く人です。
  診断の結果「梅毒」だったそうです。

  でも何かの本で大川の奥さんの取材には
  最初からセックスレスだったとか。というか不能のようなニュアンス。
  大川の性格から女郎買いとかしそうな感じは受けませんよね。
  その大川が晩年にコーランを全文翻訳したんだから、不思議だ。

満州阿片事業のビジネスモデルは台湾経営にあったと思います。
児玉源太郎の片腕だった民政長官の後藤新平
満鉄(南満洲鉄道)初代総裁ですからね。

ただ、後藤と軍部とはイコールじゃあない。
ここを一蓮托生にしちゃうと見誤ります。

そのうえで、後藤の満州都市計画の一貫として長春駅を設計担当したのが
佐藤安之助だ。
この人も代表的な支那通軍人でして日清戦争で片足を失うのですが
日露戦争では青木宣純大佐の片腕だった軍人さんです。

そして、満映満洲映画協会)かあ

当初は放漫経営で大赤字だったそうです。
それを立て直したのが甘粕正彦だった。

終戦と同時に満映は消滅してしまいますが
その残党が「東映」をつくった。なんて陰謀というよりもロマンだな。

ラクラしちゃう。