あかんたれブルース

継続はチカラかな

日韓併合と安重根への素朴な疑問



今年は日韓併合100年の年です。
それが如何に不当なことだったか、という主張に敢えてわたしは否定を、言を、
差し挟んだりはしない。

しかしだ、今年はそれと同時に伊藤博文の暗殺者・安重根の処刑から
100年の年でもある。
その命日である3月26日には韓国で「英雄」として扱われている
安重根の肖像がテレビで映し出されていた。

しかしだ。
伊藤博文日韓併合に慎重論者で、反対の立場をとっていたことは
歴史的事実です。

これは、安重根の持っていた拳銃が伊藤を撃ったのではなく
その生命を奪ったのは小銃(ライフル)であり、
目撃者証言から複数説が当初からあった。
日本はそれをうやむやにしてしまった。

韓国にとって、安重根は民族の英雄だという。

しかし、待て!

韓国併合に反対していた元老伊藤博文が暗殺されたことで
どうなったか。

伊藤が邪魔だったのは誰か?

なぜ、韓国政府はそれを考えようとしないのか?
なぜ、日本国民はそれを考えようとしないのか?

日清戦争日露戦争も反対し続けていた
伊藤博文が平和主義者で、現実主義者ということは
秘められた真実などではなく、隠しようのない事実である。

北朝鮮では英雄と認めない。中国も慎重なのにも関わらず)
なぜ、韓国は伊藤博文日韓併合の象徴とするのか? できるのか?

こんな単純なことが、不思議とは思わないのか?

韓国には韓国の事情があるのだとは、思う。

しかし、日本の事情とはなにか?

参謀本部に気を使うのか? 関東軍に気を使っているのか?
もうそんな組織は存在しないのに、なぜ気を使う必要があるのだろうか?

安重根はなぜ、伊藤博文の命を狙う必要があっただろうか?
裁判中に語った、安重根のあげた伊藤の罪状にある
天皇を謀った」という意味は、なにを指しているのだろう。
安重根にとって、日本の天皇とはどういうものだったのだろう。
安重根は日本の天皇の何を守ろうとして、
何をテロによって変えようとしたのか。