あかんたれブルース

継続はチカラかな

トレンドと性


若い世代と話がズレるてしまうことがある。
これは単純に現代用語の基礎知識がないからだ。いつのまにか
流行に鈍感になってしまっている。

漫画もテレビも映画も観ない。テレビはまあまあ観ても
ドラマは観ないからトレンドの雰囲気がつかめないのだと思う。

別にいいやと思っていたんだけれど、会話のなかでいまさら聞けない
単語があって、喉に小骨が刺さった状態が続いているのですが
昨日、そのひとつが取れました。それは、
ツンデレ
普段は「ツン」としてるキャラが、ある条件状況となると「デレ」っとなる。
もともとはオタクの隠語だったそうです。
わたしはなんとなく鼻水を垂らした腐女子ってイメージでしたが
恥をかきそうなので黙ってなんとなく放置していた。
だいたい「腐女子」っていうのがよく理解できていない。

ツンデレ ねえ・・・いるいる

わたしの周りにも結構います。若いのからそうでないのまで。
これも時代のひとつのトレンドなんでしょうね。
傷つきたくない予防線なのか、仮面や鎧の類だとも思う。

で、若くない方のツンデレさんに聞いてみた。
「で、いつからツンデレになったの?」
結婚してからで、夫が甘やかしてくれたんでツイツイ。とのことです。
やさしくするのも考え考えですね。

このツンとデレのギャップに引っかかって痛いめにあった経験。それを綴れば
恋愛小説が何本も書けそうですが、ここではグッとこらえて。

ツンデレの反語として「デンスケ」というのを想いうかべてみた。

わたしのまったくの造語なのですが、先日 デンスケに遭遇しました。
一応、断っておきますが美人なんですよ。
若い頃はもうクラクラするくらいの美人でした。
いまでもハッとしてグッとくる美人です。

で、なぜ彼女とわたしの間にロマンスのロの字もなかったかと考えれば、
彼女が デンスケだったからなのだと思うのです。

だいたいがして姿勢からし違います。話すときにグッと腰を入れます。
猫背とかじゃない。腰を低くして股をすこし開き
心なしか膝を曲げ両足のつま先が外に35度ほど外に向いている。
おしゃべりです。自分をネタにしてみんなを楽しませる。
サービス精神旺盛です。
だからといってセンスはあまりありません。勢いだけが先行しているので
繊細さには欠ける場合も多々ありますが、気質はまっすぐです。
とても良い人です。
地域の世話役としてなくてはならない存在で、催し物が企画されると
三ヶ月先の彼女のスケジュールの確認がなされるそうです。

もしかするとデンスケも親密になって二人っきりなると豹変するのかもしれない。
わたしにとっては二〇三高地のような存在かな・・・

男子一生の不作。という言葉がある。一般的な意味での
しあわせな結婚を願うとすれば、 デンスケを娶ることなのだと思う。

けれども、わたしはデンスケを選ばない。

真木よう子がデンスケだったら間違いなく選びますが、
真木よう子がデンスケであることは単なる妄想でしかなく願望としては
リアリティーゼロ。

http://www.youtube.com/watch?v=QKJuEewzFgc
(ゼロの参照)

ツンデレとデンスケの
はざ間でニヤケて暮れて往く
嗚呼、煩悩の鐘の音