あかんたれブルース

継続はチカラかな

金はないけど愛はあるというが・・・

男と女の曲がり角 K子の場合(2)


K子の迷いにはそんなことを相談したら
彼に軽蔑されて嫌われるのではないかというのがあった。

それは集めた会費に手をつけたこと以前に以上に
お金の相談(援助ふくめて)がマイナスのイメージとなると。

とにかく、日本人にこれはタブーなのだ。

そして彼の性格からのきっと拒絶される可能性51%。
少々甘い目論見数値ですが、愛されているという確信がるので
クールなK子の査定も甘くなる。

愛し合っている。死ぬほどに・・・

そんな関係じゃない。そこまで詳しくは知らないけれど
三桁じゃないでしょう、きっと。二桁万円の話だと思う。
母親は割と定期的に要求しているようですから。

彼女はどういうリスクを理解してまで
彼に相談する必要がありました。
それは彼女が自分のそういった苦手意識を克服する必要を感じたから。
変化の兆しをとらえたわけだ。偉いのだ。


で、結果は・・・


だめだった。

彼は相談には乗ってくれる、心配もしてくれる。けれども
「お金の相談だけには乗れない」ときっぱり。
「貸せるようなお金を持っていない」と言われたそうです。

K子は別にさほど落胆はしない。内心はどうかはわかりません。
でも、彼女の本音としては
『自分だったら借金してでも・・・と思うけどなあ、私って変ですか?』


どう思う?


わたしはK子のそういう考えを手前かってな
御都合主義とは思わない。
因みに、この二人は世間一般でいうところの不倫関係。
彼は妻子持ちだ。
自由になる金もないのかもしれないが、だったら不倫なんかするよ。
と意地悪な茶の間からツッコミされても仕方ない。

ま、財布と相談してするものじゃあないけれど、
愛し合っているという言葉には
相手を思いやり、大切にし、守る。というのも含まれているわけじゃないか。
心配はしてくれてはいるけれど、
窮したK子が手っ取り早く風俗で稼いでとか・・・
相当な美人だそうですから、即解決できるでしょう。
それもあり、それ以上に彼は嫉妬深い。

それは彼のK子に対する信頼の証・・・  ホントか?

なんでこうキッパリと割り切れるのか?
K子以上に納得がいかない。





つづく