男と女の曲がり角 Ｋ子の場合（3）
手と声の輪の「愛」についての連動記事の延長から
お金と愛についてを違った角度から考えてみようとして
はじめた「そんなＫ子の場合」の段。
いろいろと物議を醸しているようです。
本日は貸さなかったＫ子の彼について考えてみたいと思います。
この件のポイントとして
Ｋ子の彼がケチとかどうかといった個人的なことは横に置きます。
そんな会ったこともない男の詮索なんてしても仕方ない。
因みに、モテモテのいい男だそうな。
なんか腹立つなあ（笑）
問題は貸したほうが良かったの悪かったのか？
前者ならば、
それでは彼女のためならないと考えた。そう推察はできる。
誠に、ごもっともではある。正論です。
しかしさ、彼女を諭す事と
金を貸す貸さないは別な話じゃないか？
その諭し方の問題であって、
別に貸したっていいんじゃないかと思う。
貸す貸さないじゃなくて呉れてやれよ。ぐらい思ってしますな、私的には。
え？わたし？
そうするよ。事例をカミングアウトしてもいいけど
色々問題が出るからここでは話せませんが、きっぱりそう言い切れる。
とは別に、二人は不倫関係ですが、
ここでどうだろう。もし二人が夫婦だったら・・・
それだけで状況は一転しちゃうんじゃないだろうか？
恋人同士だろうが、夫婦だろうが、不倫だろうが
愛の質量は同じじゃないだろうか？
まずここがひとつ。
わたしはそれよりも貸さなかったＫ子の彼氏の
生真面目さ注目すべきだと思う。
貸さなかった。としましたが、実際には貸せなかったのだと思う。
それは彼の経済的な問題ではなく、メンタル的な問題にあると思う。
それを「生真面目さ」と記しました。
不倫していながら、というのは変な言いがかりですが、
この男は不倫していながら怖れている。
不倫がバレることじゃなくて、
そこにお金が介在してしまうことが破綻してしまいそうで恐かった。
と考えてみました。
当然、その結果としてＫ子を失うということも含まれるでしょう。
と同時に、
日本人のなかにある金銭に対する怖れがあったと思う。
そこに彼の常識的、そして生真面目さがある。
ある意味、不倫自体が不道徳で常識を逸脱しているにも関わらず。
毒を喰らわば皿までも、という諺がありますが、
すでに道を外した恋の道行きではありませんか。
ある意味で、天に、世間に、背を向けた罪人なのです。
わたしはだからといって恋愛するなといっているんじゃない。
腹を括ってのうえなのならば、ダメなＫ子であったとしても
それを置き去りにして倫理を説いても仕方ないと思うのだ。
男の狡い保身が見え隠れしている。
それに甘さがみえる。
もっとバカでいいんだと「わたし」は思う。わたしはね。
聞くところによると容姿端麗でその筋ではスター的な方だそうです。
別に嫉妬するわけじゃないんですが、つまらん男と思う、
良い悪いじゃなくて、つまない。
なんで世の女性はこんなつまらん容姿端麗男に惹かれるのか！
なっ、つ〜たん、そう思うだろう！
ここで一発二発わたしの武勇伝でも自慢して溜飲を下げたいが
生憎そうできないわけなので（涙）
JJ. の話を暴露します（笑）
ある日、JJ.に金の無心の電話がありました。
ネットでのお友達ですからそんなに親しい間柄ではない。
わたしも一回だけ会ったことがあります。
普通そういう相手に金を貸してくれっていえるかどうか、ですね。
「いやあ、金なくてさあ。少し貸して」
こんな感じでフランクに電話があったわけです。
こういのもあって、現代の我々は人付き合いにも躊躇する。
断れないって弱みがあるからだ。
そんなことなら最初から付き合わないほうがいいって考える。
これが色々な不自由のもとになってもいます。
さて、我らが愛するJJ. はどうしたと思う？
奴はこうした。
別に返してくれなくてもいいってして
5000円振り込んでやったそうです。
わたしは、この話を聞いて唸ったね。
偉い奴だなあって、関心しました。また、この5000円って金額が絶妙だ。
きっぱり断るべきと憤慨する人もいる。また、JJ.を甘いと感じる人もいる。
JJ.は甘くなんかないよ。
これは彼のメッセージでもある。それを相手がどう受け取るかはわからない。
ある意味、冷たいかもしれない。
また、性懲りもなく再度電話してくるかもしれない。
その時、JJ.がどうするかはその時でなければわからない。
それでも、わたしはJJ.をいい男だと思う。
もし女だったら惚れるね。
なんというか色気がある。
女性陣よ惚れるならこういう男だと思う。
一番つまんないのは二万円振り込んで貸した返さないで
揉める手合いでしょうか（汗）
途中で脱線しましたが、
Ｋ子の彼氏の件でいいたかったのは
日本人の金に対する呪縛です。Ｋ子の彼氏はあんまり頭良くない。
そんなこと決して言わないけれどつまらい男だとわたしは思った。
それだけ。
明日はＫ子のその後について
