あかんたれブルース

継続はチカラかな

恐怖の報酬のように

表現について考えてみる(5)


危ない記事を冷や汗しなが書きました。
地雷のようです(汗)。下手すりゃ自爆だ。

再び、むっしゅの昨日のコメントから
言論の強者弱者に関するひとつの基準を提示してくれた
彼の〆のコメントを引用してみます。

>(まあ、諸般の事情により、言論強者であっても、沈黙する場合はありますけど)

これが、ある。大いにあります。
諸般の事情は利害関係だけじゃないことはここ最近の記事にも埋め込みました。
「表現」ということで、受けてではなくて、
最初の発信者について考えてみます。
そういう沈黙をもたらす発信者についてです。所謂、頭の痛い相手だ。

母親の遺言で「酔っぱらいにマジで相手になってはいけない」というのがある。
それでなくてもわたしは酒癖の悪い人は嫌なので、
できるだけ早く席を立つ。速攻です。
風呂とセックスも早いですが、とにかく逃げる。便所は長い。

これはネット社会でいえばスルーということになるのかな?

それはそれで有りだと思う。
しかしさ、酒乱の相手もそうだけれど、逃げられないときがある。

スーパー銭湯でどうしたものか湯船で勃起しちゃったら・・・
フジサンロクニオウムナク・・・ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ・・・
山一戦争での一和会の組長名を述べよ。山本広、加茂田重政、佐々木城将、白神英雄・・・
三国志の蜀の将軍を述べよ(劉備が存命中)とか
ところが、そんな時にルートの斜め棒に編みタイツが履いてたり
白神英雄の若い愛人のことを思いだしてみたり
劉備に呉から嫁いだ嫁がえらく好みだったとか横山光輝なのになぜか萌えるとか
なかなか萎えずに湯船から出るに出られないときがあるものです。

スルーできないときだってあると思う。
それもあって、多くの人がネット世界とリアル世界を割り切って
使い分けるのかもしれません。
それも一理はあるのだが、かといってどこまで割り切れるものなのか・・・
このテーマはここでもよく取り上げたものです。
大体二分、いや割り切る意見のほうが多いのかも。
また、ここにも寅屋提示の「ネットの匿名性」が影響している。

この間だルイちゃんに言われたよ。
「そんなネットの関係なんてみんなマジになんかならへんよ」
ま、そうなんだろうけれどさ、そんな希薄で頼りないものだったら
最初からやるだけ不毛で無意味なんじゃない?逆に合理的に考えて。

「そんなこというたらゲームかて同じやないの」
うむ・・・、ゲームねえ。
ま、100歩譲って、ゲームでもそれはそれで萌えたけどね。

いや、誰だってその時々は本気になったりするさ。
ただ、ある場面で、あるラインで、躊躇する。
その時に、それを言い訳にしているのかもしれない。
そんなことを考えました。

人間っていうものはとても身勝手で御都合主義に傾くように出来ている。
愛についても求めるくせに与えようとしません。
これを愛の搾取。愛の八州廻りと申します。

いっけねえ、受け手の話じゃない。言い出しっぺの話だった。
やっぱりこれも身勝手で御都合主義者なんでしょうね。
やたらと相手を批判し否定するとか、自慢話ばかりとか愚痴だらけとか・・・
それを聞いてあげてる人に感謝の念がないとか、
そんなことをいうと上から目線って叫いて噛みついてくるから
寡黙にさせてしまう。
ま、相性とかなんかは別な話です。

再度、むっしゅの〆のコメント
>>(まあ、諸般の事情により、言論強者であっても、沈黙する場合はありますけど)

その発言として、たとえば「施設出身者」を提示した場合に
その発信者が言論強者でなくても、相手を沈黙させる効果はある。
だからこそ、発信者はそこに気を配る必要があると思う。
言うないっているのではないのです。
「わからないなら書くな」といているのでもない。
あとで、「一言 書いたけなのに・・」なんて泣き言をいうなということだ。
脇が甘いとはそのことだ。

こういった条件付きのものは少数派の場合が多いも￿￿￿のですが
ここで少数派と多数派の逆転現象が起こりやすい。
つまり、話の元ネタの「伊達直人のランドセルを『偽善』」とするのは
ごく少数の意見だと思う。これが最初から多数なら遂に日本もご臨終だ。
なかには穿ったりひねくれたり色々な意見もあるでしょうよ。
しかしさ、支持政党の比率でもいえるけれど、最大なのが浮動票。
そういうなかで、少数の意見に「施設出身」という権利条件という
説得力絶大な爆弾を抱えてこられたら沈黙しちゃうよね。
そしてそっちに流れてしまう。流れてしまうのも変なのだが、浮いてますからね。
少数派と多数派の逆転現象のひとつです。

下手に関わると自爆だ。
弱者を虐めたって非難され、余計に多数派を増長させるわ、無茶苦茶だ。
この、どこが弱者というのか?
超危険な言論爆弾所持犯じゃないか。質が悪い。


女子供でも容赦はしない。と、寅屋が言っていました(爆)


『恐怖の報酬』
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/kyoufunohousyuu.htm