あかんたれブルース

継続はチカラかな

呪いの壷のような

表現について考えてみる(6)


今回の件、しつこいようですが手を緩めない。トコトンやります。
話は一転して、呪いについて
日テレ月曜夜7時は「不可思議探偵団」をゲラゲラ笑って観ています。
で、昨夜、「呪い」についてやっていた。内容はさほどじゃないけど、
呪いを科学的に考察するとして、
東京女子大学・広瀬弘忠教授(心理学)がノーシーボ効果を解説しておられた。

はやい話が「思い込み」です。
馬太郎はよく「世の中はすべて思い込みで動く」と宣いますが、
広瀬教授は
現代社会の悪意のあるネットの書き込みは、現代における呪いだ!」
とされていた。ユングなんかも絡んでいるんでしょうが、納得の一本。

わたしが危惧するのはこういうこと。なのかな・・・と。

情報戦略は第二次世界大戦のドイツで効果的に活用されましたが
コマーシャル戦略(サブミラル効果など)などよく知られております。
ので、ここでは語りません。

ネットとかブログっていうものは
個人が媒体を手に入れた、ってことで画期的革命的なことなのだ。
明治初期に情報産業というものが出来て、政府は震え上がった。
現代はそれがもっと拡大的に登場したので震えどころか神がかってしまっている。
憑きものがついたようなものです。

その意見がどんなものでも限りなく横並び(平等)に近い。
一見良いことのようですが、どんなものにも弊害はあるものです。
「取るに足らない意見や情報」が一人歩きする場合がある。

わたしはそれを「罠」と表現してきましたが、
これは「呪い」だな。確かに・・・

まず、言霊の件を再度
言葉ってものには(想)念が入るものです。意志のようなものですね。
恨みとか、憎悪とかを、汚い醜い言葉は呪いになる。
ネットの荒しとかである、そういう表現もそれにあたる。
で、恐いのは「こだまの理論」というのがあって
その呪いは発信者に返ってくる。必ず。
これが「人を呪わば穴二つ」なんだな。昔の人は知っていた。

だから不用意に使うなと馬太郎おじさんはガミガミです。

で、それに悪意がなければいいかっていうとそうでもない。
相手のあることですから、因果応報で必ず返ってくる。
これは、ある人が善意で(若しくは悪意はなくとも)伝えても、
受け手には悪意で受け取られる場合もあるから。
困ったもんだな(汗)。

「そんなこといったら何もいえない!」「スルーするか!」

待て待て、そうダダをこねるでない。また、いつもスルーじゃいかないだろう。
そこで、まず言動には責任を持つ。という姿勢が大切です。
ところが、ネットの匿名性っていうのがこれを骨抜きしてしまうようだ。
そこに、本音=言いづらい事を言ってやたよ!
という江戸の仇を長崎で的な錯覚があるようです。
それほどに、現実世界はモノが言いづらいのだとも思う。
きつい言い方ですが、それは卑怯な間抜けとも言える。
主張したいことがあれば、ネットだろうがリアルだろうが、言えばいい。
それが責任ある大人の姿勢であり、腹を括るってことです。

スルーに関しても逃げてばかりいても逃げきれないわけです。
無理していう必要もないけど、アクションを起こさないといけない場合もある。
じゃないと今度は逆な意味で封印という呪いがかかる。
これを閉塞(感)としてもいいでしょう。

で、さらに

そういった呪いが特定の個人ではなく定置網のように張られてしまうのが
ネット世界の特徴でもある。
これが昨日記事にした「少数派の逆転現象」だ。
漫画に『笑ゥせぇるすまん』というのがありましたね。
あのなかで喪黒福造は「あなたの心の隙間」を突いてきます。
そう、隙間。これが問題なのだ。

その辺の浮遊霊とか下等な電波系の類が隙間に入り込んで
「たしかにそうだ」「そりゃそうだ」となったり、その逆もある。
ちょっと冷静に考えれば中学生でもわかることなのに・・・
にょうな原理原則論や自由のはき違えの屁理屈に惑わされる。
これも、呪い!

しっかりしろよ!

わたしが「脇が甘い」というのは、こういうこと。
ひとつには社会性のなさがある。
また、あってもネットでは匿名性もあって無礼講と考えている。
知識の偏りもあるだろうし、保身や御都合主義もあるでしょう。

固定観念の呪縛ともなる。
いや、もっといえば、「己」の呪縛かな。

そういうのは昔からずっとあり、私達を苛んでいたのだが、
ここにきて、インターネット普及によって、それが一気に拡大した。

どうすれば、いいのか。
そりゃ、自分のことですから自分でしっかりすることです。
自分の頭でよく考えること。自分で考えるから責任がもてるわけです。

説教じみてきそうなので、本日これまで!



『呪いの壷』
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1142072366
道連れやで