あかんたれブルース

継続はチカラかな

天使と悪魔と妄想



昨夜は久々にテレビで映画鑑賞しました。
『天使と悪魔』ご覧になりましたか?

ダ・ヴィンチ・コード』の続編だそうですが、
原作はこちらが先で、シリーズとしては第一弾になるとか。
宗教と科学。
この相容れない宿命。そして共存・・・
原発事故で揺れる日本の現状にあって、
イムリーなものだった。

よく陰謀説で「イルミナティ」っていうのは耳にしましたが
なるほどそういうものかと、納得しました。
前半途中からだったので
「カメルレンゴ」が『カメル連合』と聞こえて司祭の連合とか
アフリカカソリック連合(カメルーンが議長国)とか
あらぬ妄想が邪魔してしまったバカです。
ついでにいうと、「コンクラーベ」が「根比べ」と聞こえて
ああ、犯人に対するバチカン選挙委員会の根比べなんだなあと・・・バカです(涙)

ガリレオは地動説を説いて教会から異端とされ終身刑を言い渡される。

こんな感じで、キリスト教は科学を否定し続けてきた。
フリーメイソンの発祥もそういう迫害からだといわれます。
と、同時に、現代科学(医学など含めての文明かな)は
西洋文明とイコールにしてキリスト教文明とも捉えられている。
まったく相反するものですよね。
陰謀論者はこの点を時と場合によって使い分けている。困ったねえ。
その意味で、昨日の『天使と悪魔』はわかりやすい、考えさせられる作品でした。

ローマ帝国は巨大化した国家組織を束ねるために
キリスト教を国教にしたといわれます。
ハンチントが「激突(反発)する東西」という主旨の論を唱えましたが
対して、それは段階的なもので融合もすると
馬太郎博士は説く。なかなかむっしゅ博士は納得しれないけれど(涙)

私達日本人は宗教に対してあまり頓着がないけれど、
国家と宗教は大きく関係していると思う。選挙の組織票とは別の話ですよ。

とはいっても大体の日本人は仏教徒でそれぞれの宗派の門徒さんだ。
わたしは浄土真宗で妻の実家は真言宗
JJ. の家は曹洞宗臨済宗だったかな?)でMagikoさんの実家は天台宗・・・
しかし春風とルイちゃんは不明。
よく、自分の血液型がわからんという人がたまにいますが、あんな感じかな?

それでも、フラットですよね。
わたしの友人の晶ちゃんはクリスチャンです。
以前、下北沢で飲んでたときに『ダ・ヴィンチ・コード』の話題がなったとき
いつもは温厚な彼女が、「カソリックに対する冒涜だ!」と
怒りを表明されて、驚いたものです。
やっぱ違うのですね。

もし、わたしが例えば東映あたりから『大谷光瑞の陰謀』なんて出て
真宗に対する冒涜だ!」って言うかどうか・・・たぶん言わない。
(親父の納骨式に間違って真言宗の坊主をよんだ大馬鹿者です(汗))

あまり表には出ませんが日本の近現代史にも宗教は大きく影響している。
それを太平洋戦争時の国家と神社神道だけに注目がいってるのも問題かも。
たとえば真宗大谷光瑞が日本の近代化、国際化にあわせて
危機感をもって、そこから行動をはじめた点や
石原莞爾日蓮の預言をもとに東西最終戦争を意識した点など
面白いと思います。
ついでに夏目漱石の西洋合理主義に対する懸念とか

先に戦争の反省から日本は憲法20条と89条で
信教の自由と政教分離を明定している。
しかし、ときとして
その憲法解釈によって様々な議論論争裁判沙汰もあるようです。
また、こういった世の中のせいか宗教や信仰に対する関心は高まってもいる
ようですが、寺とか僧侶に対する不信感も強いとか。
檀家が離れていって潰れる寺院も多いのだそうです。
宗教と信仰。の意味と意義を考えてみる時期でもあるのでしょうねえ。

話がとりとめもなくなくなりそうなので、
イルミナティ」に対する、これまでわたしが連想していたものを告白すれば

光り輝くUFOに乗って飛来したミュータントみたいな人達。
そういう人達が10人に2人ぐらいいたりする。
イルミナティ」からイルミネーションを連想妄想してた、んでしょうねえ。
そんなとこです(涙)。