あかんたれブルース

継続はチカラかな

ナタリーの個人教授



先月、都内某所で講演会に参加してきました。
そのうちの講師の一人が吉本芸人のようにトークの歯切れがよく
とても楽しく面白く拝聴した。
だけでなく、ためになったし考えさせられた。
考えるヒントになったかな?

テーマは宗教と現代、みたいな内容でしたかね。
そのなかで、読者からの質問という体裁で
カウンセリングと伝道の相違を解説します。

現代のカウンセリングは相談者から
「聞く」「聞き出す」を基本とするそうです。

これは、相談者(悩みを抱える人)に吐き出させることによって
その相談者に事の本質を整理理解させることが
目的なのだそうです。ふむふむ

しかしだ、ここで重大な問題がある。
カウンセリングは問題解決の方法ではないんですね。
というのは、結局相談者自身が解決しないことには
話にならないってことなのだそうな。

カウンセラーはその手助けというか土俵づくりのお手伝いさんで
そこで四股ふんだり土俵入りしたり対戦するのは
あくまでも相談者本人ってことだそうです。
なるほど、そりゃそうだ。

そこでさ、相談者がそうできればいいけれど
そうできない、人や問題もあるわけだ。
そこにカウンセリングの限界があり、
万能薬じゃない点があると

結論として、
カウンセリングと宗教の伝道は似ているけれど
そこが違うのではないかと

宗教とか伝道の話は省きますが
なるほどなあと珍しく居眠りしないで
うなずいた馬太郎だった。

心理療法に「ゲーム」というのがあります。
これ結局は破綻してゲームアウトになる場合が多い。
ほとんどそうじゃないだろうか(汗)
そういうこともあって、モヤモヤ感があったんだよな。

というか、それ以前にわたしたちは他人の話を聞かない。
自分のことばっかり話したがる。
で、なにか相談させると解決策ばかり考えて言う言う。
とくに男性陣にこの傾向が強い。
ま、気持ちはわかります。
自分もそうだもんね。

でも、この話はわたしにとって
一服の清涼剤となった。ことは確かです。
コミュニケーションツールの参考になれば
もっていってくれ。お代はいらない。