色恋沙汰で綴ってみる
昨日今日こんなのを作ってました。
明治初年、井上馨と新橋芸者お花が愛し合う。
結婚まで誓った。そこに芝口の源七という親分が横恋慕
お花を誘拐して自分の女にしてしまう。
ま、こんなものさとお花はすっぱり井上婦人の玉の輿をあきらめちゃう。
井上も井上でそれもいいかなと
今度は中井弘の女房に惚れて結婚しちゃうんだな。それでいいのか!
(中井は薩摩藩に帰国命令を受けて
死を覚悟して女房を大隈重信に預けていた。
無事帰還したら井上と自分の女房の結婚式だったのにはびっくりだ)
さて、お花は新橋に「浜の家」という料亭を出します。
ここに現れたのが頭山満で一文無しのくせに居る付けするだが
お披露目で顔を出した洗い髪のお妻と恋愛関係となって
朝から晩まで連日連夜、情熱の蜜月台風です!
ふたりの仲が破局するのは
家橘というハーフの役者にお妻が心を動かしたのが原因。
のちの十五代目市村羽左衛門です。
まあ明治随一のイケメンの女殺しの人でなし。
そうそう長続きなんかするもんですか。
お妻のあとに家橘を射止めたのがお鯉です。
当時、芸者が役者もモノにするのはステイタスだったんですね。
芸者は庶民のアイドルスター。歌舞伎役者はホストです。
結局、家橘が有閑マダムの役者買いに乗ったのを知って
オキャンなお鯉は決別の三行半。
再び、お座敷に出て関取に落籍されるのですが、
日露戦争がはじまって
メンタル的にひ弱な桂太郎の愛妾となります。
その仲介をしたのが山県有朋というのが定説ですが
この相関図を作成していて
それを交渉をしたのは杉山茂丸だと確信しましたですよ。
日露戦争が終結し、ポーツマス条約に納得できない
民衆は暴動を起こします。日比谷焼き討ち事件だ。
その標的のひとつになったのがお鯉でした。
国民が戦争で大変なときに妾を囲うとは何事か!
っていうわけですが、お鯉はいい迷惑ですよね。
そんなこんなで桂はお鯉と別れを決意して手紙を書きます。
どうせ別れるのならせめて直に告げてほしかった。
お鯉はきっぱり別れるわけですが
桂が死んで、お鯉の生活の面倒を気にして奔走するのが
井上馨なんだな・・・
図でわかるようにそこには杉山の存在がある。
歴史は夜作られるといわれますが
美人で綴ってみる歴史っていうのもオツなものです。
浜の屋の養女が林きむ子
伊藤博文の愛妾・貞奴
宮崎滔天の息子・竜介と駆け落ちするが白蓮
小股の切れ上がったいい女たちだ。
おっと富貴楼のお倉に陸奥亮子もいたぞ。
それぞれに語りつくせない因果の糸車ですなあ・・・
みんなあ歴史を敬遠しないでね。
しっかし、お妻のイラストは不味いなあ(汗)
なんかへのへのもへじだよ(涙)
書き直すか、どうするか。小さいからいっかあ