あかんたれブルース

継続はチカラかな

カーネーションに夢中



上京して34年このかた
NHKの連続テレビ小説なるものを観たことがなかった。
マ-姉ちゃんもおしんもオードリーもよく知らない。

そういうのを観ちゃうと堕落しそうな
所帯じみて
老け込むというか・・・

ところが先週より『カーネーション』にハマってしまって(汗)
http://www9.nhk.or.jp/carnation/movie/movie_itoko.html

舞台は大阪の岸和田。
コシノ三姉妹の母親をモデルとしたそうで
一応、フィクションなのだそうですが、
これが面白いのなんのって、毎日15分のドラマに必ず
声を出して笑ってしまう、自分が悲しい(涙)。

馬ちゃんもヤキがまわっちまったねえ・・・

このドラマの魅力には大阪人と関西弁があります。

関西人というと
商人と芸人と極道とオバちゃんしか生息していない土地で、
お好み焼きを主食に、いか焼きをおかずに
たこ焼きをデザートにする民族とされている。

がめついとか、押しが強いとか、インチキとか
まあ、あまりいいイメージではないかもしれない。

東京は標準語なので、語彙が少なく
いまだにどこか空々しいところがある。
なんというか誠がないんだな。
わたしは鹿児島の人間ですが、港町だったので
(海の道の関係から)独特の方言なのです。
関西弁に近いんだな。
なんかなつかしい。


東京では関西弁が生理的に嫌って人も多いです。

テレビの影響で、つまり吉本と阪神ファンの影響でしょうが(笑)
それは冗談として、本来の日常生活での関西弁は味わい深く
とてもやわらかくて、くすぐったいような暖かみがある。

カーネーション』にそれがある。

癒されるのだ。

大阪人はけっこう親切なんです。
京都人はどうだか知りませんが(笑)

以前、深夜バスの集合場所がわからなくて
夜の大阪駅周辺をうろちょろしていたら
ホームレスっぽいおじさんが「どないしたん」と声をかけてきて
親切にそこまで連れていってくれた。

そこじゃなかったんですけどね、結局は(笑)

そいでもう一度もとの場所で地図を見ながら・・・
また違うおっちゃんが声をかけてきて
途中まで誘導してくれた。

そこも違ったんだけど(涙)

親切なんだ。

東京ではまずない。
千代田線の町屋あたりならあるかもしれない。
文京区には絶対にない。あってもキャッチセールスぐらい。

この間、よし姉さんちからの帰り、
ナンバで地下鉄を降りたら切符がない。
落としちゃったみたいだ(汗)
しょうがないので改札横の駅員に
「よし姉さんの家から乗りましたが切符を落としました」
といったら、
いいですよと通してくれた。

東京メトロとかJR東日本じゃあ、

まずない。