あかんたれブルース

継続はチカラかな

「しっかりやる」という姿勢



昨日、TBSの夕方のニュースの特集で
今年死去した有名人を紹介していました。
スーちゃん、二郎さん・・・談志まで
そのなかに児玉清がおられた。
クイズ番組の司会者で有名でしたが大変な読書家でも知られていた。
児玉清の最後の出演は『龍馬伝』での龍馬の父親役でした。
なんというか、本人も、また彼を知るファンも
良かったな~と想うのではないだろうか。

その児玉清が死去する二月前に起こった東北大震災で
政治家の体たらくに憤り、「幼稚」といって
批判の記事を寄稿されていたそうです。

当然、児玉清は『坂の上の雲』は読んでいたことでしょう。
彼のジレンマにはそういった比較の基準があっただろう。

わたしは、この作品がドラマ化されるにあたって
児玉清は誰の役をやるのかなあ・・・と
うすぼんやり楽しく考えていたと思う。

もう少し、若ければ健康であれば、陸羯南とか
政治家だったら陸奥宗光
軍人だったら陸軍なら第二軍司令官奥保鞏大将
海軍だったら・・・二八サンチ砲を進言した有坂成章とか

2011年5月16日に永眠。


さて、この国の、この国民の幼稚さは
どこからきたのか
豊かさか、民度の向上か、知識の充満か


志の希薄さにあると思う。


わたしの親友に聖子という女性がいる。
身持ちの悪い女で、
世間からはきっとアバズレといわれているでしょう。
でもさ、わたしには好ましく思えるんだな。
なぜかというと、彼女には志があるからだ。
来年春に舞台を主催するのですが
この一年、その費用捻出に苦労しているようです。
最低300万はいるこうな。
男出入りが理由で家を追い出されて離婚されて
すからかんの聖子ちゃん
三つの仕事を掛け持ちしてましたが、そんなんじゃあねえ

杉山茂丸の話をして
「借金」を勧めました。
普通こういったアドバイスはしないけどね(汗)

そしたらあいつは過去の失敗をカミングアウトしてきた(汗)
いや、そういう意味じゃない(汗)

昨夜、メールが来て、
わたしの本を買ってくれて
二冊とも一気読みしてくれたそうです。
「一気読み」っていうのが嬉しいねえ(涙)
金もないのに有難う。

で、借金の意味がどうも咀嚼できたようだ。

しっかりする。しっかりやる。
この「しっかり」を今後はちゃんとやるんだとチカラコブ。

「借りは必ず返す」

だそうです。
彼女なりの筋道が一本通った。

やっぱね、この「しっかり」が大事だと思うな。

日本人はしっかりせなあかん!