あかんたれブルース

継続はチカラかな

やさしさの虐待

続・暴力を考える(ちょと話が変わるけど)


こんな連載のなかでタイムリーというかなんというか
今夜のNHKクローズアップ現代
「やさしさの虐待」とかをやっていました。

「やさしい虐待」だったかもしれませんが
意味が誤解されるかもしれないので
ここでは「やさしの虐待」とします。

つまり、やさしさも暴力になり
やさしさが残酷になりえる。
そういったニュアンスで記事をアップしていた所で
イムリーだなあと思ったのでした。

結局、何事も「過ぎる」「過剰」がよろしくない。
JJ.の言葉を借りれば「センス」が大事ってことです。

問題はこのセンスをどうやって育むか。

育む環境の問題もあって
今現在の社会環境は非常に劣悪です。
誰が良い悪いの問題ではなく雰囲気が非常に悪い。

でも結局はニワトリとタマゴの関係で
私達個人個人が改善させていかなければ
全体の雰囲気もかわりませんからね。

番組での「やさしさの虐待」の結果、
ある日突然、良い子の我が子が
引きこもりになってしまう。そういうケースが増加してる
ということで、
問題は原因は実は、子供にではなく
親にあったという話でした。

これまで
虐待を行う親が、実は自分自身が虐待を受けていた
というケースの逆バージョンというか類似ケースですね。

親の期待に応えようとして無理していた結果に
「こうでなければならない」という考えが
今度は我が子に知らず知らずのうちに
プレッシャーを与える。
このプレッシャーの正体は「否定」です。

差込でちょっと話が横道にそれたかもしれませんが
この連載のキーワードである「暴力」について
もっと広く深く違う角度からも考えてみる
そういう時期だと思うのです。

暴力反対だけではなにも変わらない、救われない。

わたしはそう思っています。