あかんたれブルース

継続はチカラかな

弱者の逆襲

続・暴力を考える(我慢・4)


かと思えば、
いま職場では下手に叱れないそうです。
若い社員を注意したり叱責すると
傷ついてしまって
もろく砕け散って出社しなくなり、
医師からの診断書を提出されて長期休暇にはいるので
会社側は戦々恐々のピリピリさんだそうです。

実際にわたしの取引先でも三人ほどいました。
70人ぐらいの会社ですよ。
それも十数年前の話です。
その後その会社は吸収合併されて今は、ない。
こういうのがレアケースじゃないんだな。

しかし、なんというか
正直な、率直な感想として、もろい。
なんでこんなに傷つきやすく弱いのか。

当然、常識的には弱者に同情がむけられ
その叱り方、叱るほうの問題を指摘する。

それもあるでしょうが、それだけでいいのか・・・

弱者と強者ってなんだろう。

弱者が脅威になっている。
まるで自分自身を人質にとって脅迫しているようだ。

「吉岡君、なにしてる危ないじゃないか!」

「いやあ。来ないで」

「は、はやく自分の席に戻りなさい」

「近づいたら飛び降りるわよ」

「あ、危ない。頼むから落ち着いてくれ」

「ひとりにして!」

「わ、わっかった。わっかったから」


横暴、理不尽が強い方だけの単純な話じゃないような
気がしてならない。そう考えるわたしは変なのか?

わたしは決して弱者を糾弾しようとか
権力者とか資本家を擁護しようなんて、これっぽちも
考えてなんかいない。

こんな記事をアップすることに
わたし自身戦々恐々なんだ。

そういうことも含めて、変だ。と思うのです。

社会の環境が狂っている。

やさしさだけで解決させようとしているが
そのやさしさって何だ?

本当にやさしいのか?

規律や権威は愚か者の絶好の隠れ蓑だといいます。
そのやさしさというのは
臆病者の隠れ蓑ではないのか。