あかんたれブルース

継続はチカラかな

愚流の分水嶺

知性の行方(番外)


息子が問題を起こして部活停止処分を受けました。

問題というのは学校にライターを持って行ったことが発端。
ライター・・・喫煙か?
いや部活で足にテーピングする際にライターを使う。
ただし、当然学校では禁止されています。
それを親友のA君がふざけて弄りだした。
A君は恋心が芽生えたのか火遊びが大好きだそうです(笑)。
まあ、子供は火遊びが好きだ。
わたしはこの歳になっても・・・・好きです(汗)

で、ふたりでふざけてたらその火花がB君の竹刀袋を焦がした。

じわあと穴があいたそうな。
10円玉ぐらいとかゴルフボールぐらいとか
それを女子が目撃してて、口止めしたのに先生にチクった。
先生は当然怒りますわな。

で、息子とA君は部活停止処分を受けた。

こんだけの話だ。

わたしとしては問題らしい問題を起こさない
息子に対して、嬉しい反面なんか心もとなさを感じていました。
自分達の中学時代はもっとヤンチャだったもんね。
女子はうるさかったとしても。

ところが、この話が女子の母親たちに火を着けた。
当事者のうちの子とA君とB君の母親の間では
話はついていた。
「どうも誠に申し訳ございません」
「そんないいんですよ。防具ぐらいのことですから」

ところが外野の女子の母親は収まらない。
剣道の魂だとか、大切な恩師にもらったとか
校則とかなんだかんだ騒いで
なんか乃木希典とか寺内正毅みたいな母親たちだ。
この連中から
A君の母親に色々嫌味の電話があったとか
これですっかりA君の母親は落ち込んでしまった。

本来の被害者であるB君とその母親よりも
女子の母親たちの謝罪の対応に頭を悩ませる。

で、当事者の息子はぽかーんと我関せずというか
なにが起きているのか知らない。
事態は一人歩きしています。

こら! ぼけっと寝てるんじゃあない。
とこのときだけわたしは叱りました。

で、週明けにA君と一緒に先生に謝罪しにいくことになった。
そのときはまあまあ大人のバカ騒ぎを気にせずに
というわたしのレクチャーも効果があってか
初めからなのか二人は作戦を練るのを口実に遊ぶ約束。
まあそれでいい。話半分にしておけよ。あほらしい。

と、月曜日。
二人は作戦通り大げさに罪の重さを熱演していたのですが
なぜか同席してる女子からA君が防具の面を床に叩きつけたと
御注進が入りました。
これもなにかのコントの真似でふざけてのことですが
神聖なる防具を「床に叩きつけた」と表現される。

さてふたりは困った。昨日の打ち合わせに、ない。
そこでA君は機転というかアドリブで
「ぼ、僕はストレスでどうかしていあんです。」
と、一発ぶった。これで先生も納得。まるく収まる。

変な話だなあ・・・

息子はこのとき噴出しそうになってそれを先生にみられて
「笑いたいときは笑っていいんだぞ」といわれたとか。
案外、先生はすべてわかっていたのかもしれません。

さて、それを聞いたA君の母親はこりゃ大変
わたしがもっとフォローしないと、と
先生に電話して
「わたしの育て方が間違っていたんです」
「そういえばわたしもストレスで」とか
泣いて詫びた(真似ですよ。パフォーマンス)

そしたら先生が
「じゃあ学校のカウンセリング受けてみますか」

えっ・・・?

というわけで、A君と母親は昨日から
カウンセリングに通っています(汗)

さて、うちの息子もさすがに、部長として
今回の騒動に責任を感じたか
頭を丸めてみようかなあと言い出した。
動機付けや理由は関係なく
これにはわたしたちも大賛成!

で、昨日、学校から帰ってきてから床屋にいって
かわいいかわいい坊主ちゃんになってきました。

「カッコー!」

頭良さ目にみえる。すこし大人っぽくなった。
強そうにみえるぞ。もてるぞ。バレンタインはチョコ責めだ。
とかあることないこといって持ち上げて
本人もまんざらではなく、さっき張り切って学校へ。

ま、こんな感じで楽しくやっています。