あかんたれブルース

継続はチカラかな

カレーの哲学

Jの食卓・労働とボランティア(8)


労働をゲーム感覚に置き換える
(メンタル的な取り組みですからね。不謹慎と捉えないように!)
こういった工夫で楽しく遊び感覚に変えられる。
とまずして、問題は飽きだと指摘する
日本一飽きっぽいJJ.博士はきっとたぶんそこに
「ワークシュワリング」を提案するだろう。
(↑J注・ワークシェアリング

勤労者同士で雇用を分け合うこと。
各々の労働時間を短くする時短によるのが典型的な方法である。

この間、リヒテルズ・直子さんの講演で
オランダのワークシュワリングを紹介していましたが
     (↑J注・ワークシェアリング
驚いたのは同業同士間でそれをやっているといいます。

つまり、トヨタの技術者が木曜日と金曜日には日産で働く。
ある意味、ライバル関係ですよね。
絵空事ではなく実際にオランダではそれが行われている。

なんなんだろう、このギャップは?

考えてみたのですが、競争原理の原理とやらを
すこし拡げた発想なんじゃないかと思う。

(1)個人→(2)会社(部署→本社)→(3)国家→(4)世界

現在の日本はせいぜん(2)どまりですねえ
(1)と(2)の間には「家族」もありますが
そこまでいけない人が多い傾向でもあることを付け加えて、

オランダの場合は
(もしかした北欧、デンマーク、ドイツも入るかのかもしれないが)

(3)まで拡げて踏み出しているってことだ。
これはちょっとした驚き、脱毛じゃない脱帽だ。

優秀だといわれる日本人、日本民族なのですが、
遅れているねえ。なぜなんだろう・・・

考えられるのは、ふたつ。

嫉妬とビビリ

です。

もしくは、比較というトリックもあるかなあ。


これらに関しては解説しなくてもわかると思うので次いきますよ。
問題は飽きです。
ワークシュワリングでその大部分は解決できたとしても
(↑J注・ワークシェアリング
100%とはいえない。

要は楽しく仕事したいわけだ。ゲーム感覚で。
それに飽きが邪魔をする。
人間にとって飽きは宿命的に背負わされた十字架だ。
大トロも蟹三昧もカルビも牛タンもチキンラーメンもケーキも飽きる。
美人だって三日とはいわないが半年ぐらいで飽きる。
これは絶対の法則、抗えない。
しかし、ひとつの例外、ヒントがあります。

インド人は毎日カレーですが、飽きません!

豆カレーだの魚カレーだのチキンだの色々工夫はあるけれど
(この工夫をワークシュワリングと考えていいです)
      (↑J注・ワークシェアリング

カレーはカレーだ。
味噌味でも醤油味でもない。基本はカレー味なのだ。
なぜ、飽きない・・・?




ここで煙草を一服しながら考える



インド人はカレーが好きだから、飽きない。
こう結論だててみました。
なんか禅問答というか哲学的ですが、これが答えだと思う。
つまり、インド人のムシャドさんは
魚(サバとか)カレーが好きというよりも基本カレーが好きなんだ。
カレー=食事(食べる)→生活そのもの、人生そのもの
カレー=人生なのである。

日本人は食に対して多様的というか雑食で
和洋中エスニックなんでも食います。
しかしそれは、インド人のいう
アンパンカレーであり、パスタカレーであり、餃子カレーであり
ハンバーグカレーであり、リンゴとハチミツカレーでしかない。

働く、労働には「お金」が付いてまわっている。
この貨幣経済・文化にどっぷりつかっている日本人は、
そのために、
我慢して仕事をしようとします。

インド人はカレーが好きだから飽きない。
日本人は仕事があまり好きじゃないから飽きる。
もし、仕事が好きだったら絶対とはいわないけれど
飽きる度合いは低くなる。

お金のために我慢しようとするので余計に嫌になっちゃう。

最低賃金を時給1000円にするとか
いろいろお金に絡めて政策論が出されていますが、
まず、第一の根幹は仕事が好きになる、仕事が楽しい。
こういった環境づくりが重要なんじゃないかな。

それは個人的にも、企業や国レベルでも、双方の課題として。

できるか?

できるできないじゃなくて、やるんだ。ろうねえ、
自分のことですから。

ただし、我慢じゃ絶対無理!
我慢して好きになろうとしても三日もちません。
JJ.なら3秒。馬太郎で3時間。これが限界。
下手に無理すると体を壊してしまう。
石の上にも三年は習得するための話ですから
ここで一緒にすると馬鹿といわれますよ。

ああ、長くなったのでこのへんで止めますね。
みなさんも一緒に考えてみてください。
教育とか常識とか経済とか心理学とかいろいろな
ファクターがあると思いますが
理念的なものだけではなく、具体的な方策として

好きなことを仕事とする。
好きな事、ってなに?
私達はなにが、どういうことが好きなのか・・・
ここらへんに絶対答えがあるよ。きっと